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2015特徴表：大酒飲み・・・アルコール関係のPOTが1/2 ────────────── 部屋の隅っていうのはね、リアルから切り離された、小さな異世界なの。 壁を背にして本を開けば、遠く離れた日常の風景を遮って、本の世界が私を包んでくれる。 そこには私しかいない、私しか知らない景色が広がっている。 ────────────── 孤児院で育てられている少女。肉親の顔を知らず、通りすがる親子の背を時折目で追いながら、ひたすら活字にかじりつく本の虫。 自身が孤児院出身であることを恥ずかしく思っており、孤児院外では家族の話を避ける傾向にある。 学校では極力友人関係を築かず、休み時間は図書室の隅で本を読み漁っている。友人ができてしまえば、授業参観や放課後の遊び場などで家庭の話題が上がるのは容易に想像できた。 そのため、元々読書はそこまで好んでいたわけではないが、人払いのために本の世界へのめり込まざるを得なかった。 容姿の良さから注目の的になることが多く、本を盾にできない授業中は、病気や怪我で早退する事態が発生しないことばかり祈っていた。 自分の親がどんな人なのか、気にならないわけではない。 だがそれ以上に、自分にも親が当たり前のようにいてくれたら、恥という心の枷から解放される──その想いが彼女の家族に対する憧れを抱かせている。 そんな彼女は今、一冊の本に魅了されて以来、原作を読むべくイタリア語を独学で勉強している。 その道がどれだけ長く、険しいものであっても その道を進むことがどれだけ無謀に思えても 彼女はその主人公のように前へ歩き続ける。 ※以下一部シナリオネタバレあり そして彼女は自身の身に起きた事の真相を知り、実の母との邂逅を果たす。 その道は果てしもなく長く、険しいものだった。 自分よがりな愛から刃を突き立てられたこともあった。 わけも分からず、途方もない時を孤独に彷徨ったこともあった。 そうしてたどり着いた現実は、あまりにも残酷なものだった。 身勝手な大人たちの欲望によって、与えられるべきはずの"あたりまえ"を彼女は奪われていたのだ。 大人とは自分勝手だ。 理性の皮を被り、正義を免罪符に他者を踏み台にする。 彼女自身、十分すぎるほどにその"わがまま"に振り回されてきた。 それでも彼女は、その"わがまま"がまかり通るこの世界で前を向き続ける。 刹那の母子の時間で母親から託された「生きて」という願いに精一杯応えるために。 母親から手渡されたたった一つの"贈り物"を失わないために。 【遭遇神話生物】 ティンダロスの混血種、ティンダロスの猟犬、タウィル・アト＝ウムル 【習得呪文】 <ヨグ=ソトースの招来>

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