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木 蒼真 きの そうま (23) 新人体育教師 女子生徒からキャーキャー言われるタイプのイケメン先生。実際キャーキャー言われることに関してはどうも思ってないのだが面倒な事になると嫌だなとは常に思っている。 別に男子生徒からも悪くは思われてない。人当たりのいい先生。生徒には「きのっちゃん!」と言われるが「きの先生な」と返している 一人称は俺だがいちばんの若手の為きちんと「私」で話すように心がけている 好きな物:甘いスイーツ 嫌いな物:煙草 担当している部活:書道部 ーーーーーーーーーーーーー 以下、秘匿内容 ▼過去 あなたは過去いじめっ子でした。また、両親からDVを受けていました。中学生の時にいじめグループの中心人物として、率先していじめをおこなっていました。いじめの内容は肉体的なものから無視、物やお金を奪ったりなど様々でした。ですがいじめていた人物がいなくなってしまい、親からのDVも無くなり、自身も高校受験に追われいじめはしなくなりました。 中学生の時にいじめを行っていたのは虐められる人物がそういう役割だったから。 自分の感情のはけ口に丁度良かったから。 ただ嫌いだったから、なんだか教室の隅でブツブツ喋って時々発狂し出す癖に頭がいいフリをして自分の知識をひけらかす様な事をして醜かったから。 自分がやっていたいじめはクラスがそいつの事を笑う時に一緒に笑って悪口に同調した事だが何故か人当たりのいい蒼真を助けてくれると勘違いしたのかそいつが自分に助けを求めてきた。 自分よりも遥かに弱い生き物が勘違いしてすがってくる姿が面白くてそいつが縋ってくる時だけ優しい振りをして落書きや窃盗、嫌がらせは自分から手出しはしないが指示を出していた。 優しいのがフリだとバレてからは肉体的なイジメを率先してやっていた。 そいつの物を蹴ったり、本人を蹴ったり。 そいつに興味もなく、ただ憂さ晴らしをするだけでよかったのでただの暴力だけ。 嫌がらせは他のクラスメイトが十分にしていたしね 今でもこのことに罪悪感も持たなかった。人間はそういうはけ口が必要なものだから。仕方ない事だから。蒼真は人当たりがいいし、いじめられていた人物は教師からも嫌われていたので、何も問題なかった。 蒼真がそういった考えでイジメを行っていた根幹には幼少からずっとDVを受けていた事がある。 そこそこ裕福な家庭だったが、言っても一般家庭。ただ親は他の家よりも見栄を貼りたかったらしく小学校の頃から書道やピアノ、塾などに通わされていた。 親は思い通りに行かない事が少しでもあると蒼真に当たっていた。 両親は仲が悪く、父が浮気をしていたのは小学生の蒼真から見ても明らかだった。父は浮気相手を母のいない時に家へあげていた。浮気相手の若い女性は小学生の蒼真に優しくしてくれて、蒼真はその女の人が買ってきてくれる甘いコンビニスイーツが大好きだった。 浮気相手は母親よりもずっと優しくて、父も蒼真に暴力を振るうようなクズな人間だったがそんな父のどこにこの人は惚れたんだろう。そう思いながらも優しく頭を撫でてくれたその手が好きだと思うだけで十分だったし、"浮気相手"という言葉も知らないフリをしていた。 またクズな父親と同じ女の人を好きになっている自分に"アレと同じ"と思わされて最悪な気持ちになった。 すぐに浮気もバレ始め、頃蒼真はその女性に会うことも出来なくなった上に懐いていた事もバレてより一層酷いDVを受けるようになった。 蒼真がいじめていた人物がいなくなったと同時期に親が離婚、さらに母が知らない男と再婚し、蒼真は母親と再婚相手の元に引き取られた。 その後母親も再婚相手も蒼真に何も興味が無いらしくただ育てる義務を全うするだけに育てられた。新しく妹も生まれ蒼真へのDVはなくなったが未だに体にはやけどや打撲痕など多くの傷が残っている 親に対して恐怖心や憎しみを覚えた時期もあったがいつの間にか何も感じなくなっていた。人間は脆い生き物で、親は自分の子供でさえはけ口にしなきゃ生きていけなかっただけ。両親にも、周りの人間にもなにかを考えることすら無駄だと思っている。人に何かを感じるのを諦めた 過去自分がいじめを行っていた事にも何も感じていない為、今回自分の部活内で自殺した生徒が出てしまっていることにも特に何も感じていない。 ただ面倒な事になったなあとは思っているが何度か声をかけたりはしていたので自分に何か責任は発生しないだろうと思っている。 蒼真は自分が人よりも頭の出来も顔もいい事を自覚している為何に対してもそこまで興味のない蒼真だが自分よりも劣っている生き物を見るのは可哀想だなあと思えて、それよりも上の立場にいるんだと思えて好きだ 同時に小学生の頃の優しい女の人を好きだと思っていた事とDVをされて恐怖や憎しみを覚えていた 自分に対しても何よりも愚かで哀れで弱い生き物だと笑ってしまうほど、嫌いだ。 ▼自殺した生徒について あなたはその生徒が所属していた部活の顧問です(部活内容は好きに決めて構いません)。彼女は部活に所属してはいますが、もうかれこれずっと部活に参加していないです。よく保健室に行くのを見かけていたので声をかけていましたが、そのたびに「大丈夫です」と笑顔で返すばかりでした。生徒はHO①先生のクラスでした。

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