タグ： さんずいの探索者だよ

顔：https://picrew.me/image_maker/611021/complete?cd=oGrGAs6K8G A国の詳細（戦争前の状況ということでひとつ。） ・国名 　アルトアイゼン ・地理 　西部に肥沃な穀倉地帯を抱え、周辺諸国より人口において優位にある。農業が盛んな一方、伝統的に工業も発展している。その豊かな国力を背景に軍備増強が段階的に進められ、富国強兵の国として名を馳せている。 　気候は温暖。一年を通して過ごしやすいが、東部地域は川が少なく水不足に陥りがち。数少ない川の源流はB国にあり、水利をめぐって小競り合いがある。 　元は多民族が入り乱れる土地であったため肌の色は様々。長い歴史の中で混血が進み、現在は肌の色と身分にはほぼ相関がない。 　 ・文化・経済 　自由と誇りと尊ぶ国民性。周辺諸国に先立って近代化政策が推し進められ、都市部では資産家が幅を利かせている一方で、農村部はまだ進歩の恩恵をあまり受けられていない。巨大資本による大規模農業の整備が進み、効率的な食糧生産が進む一方で貧富の格差が顕在化していた。 　大衆芸術が盛んで、首都のワールシェには華やかな劇場が立ち並んでいる。 　 ・国の歴史 　中世は連邦諸国の並び立つ土地であったが、200年ほど前に新興貴族のワーレンハイト2世が台頭して周辺勢力を糾合して連邦国家を成立させ、現在のアルトアイゼンを形成する版図を築いた。ワーレンハイト2世治世下において、宰相のローゼンブルク公ルッツェは「上からの民主化」を推し進め、憲法を整備するとともに初等教育の整備と農奴解放を実現させた。また一方で技術開発に力を注ぎ、他国の産業革命に遅れまいと工場制手工業を奨励した。このことは中産階級の層を厚くし、将来の国力の増大に大きく貢献すると同時に、民主制への道を開いた。 　80年ほど前になると、中産階級の伸張とともに市民の間で参政権運動が勃興し、共和制を求める声が大きくなる。ときの連邦君主・ヘイゼル5世は貴族の復権を試みたため一時流血の事態となったが、最終的には議会に行政の権を譲り、国民主権を前提とした立憲君主制へと移行する。その後まもなく議会で急進派が台頭し、君主を廃したため、共和制へと移行した。 　共和政治は、主に貴族の抑圧を脱した有産階級によって運営されており、彼等は近代産業の振興を進めることでアルトハイゼンの経済・文化の伸張に大きく貢献した。特に15年ほど前からは、名宰相と名高いヨーゼフ大統領が辣腕を振るい政体が安定したこともあり、都市は物資であふれ、ここにアルトアイゼンの黄金期を迎える。 　一方、やがて都市ー農村、資本家ー労働者の格差が顕在化するようになる。

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