タグ： 海も枯れるまで

空を見上げる。静かな海の底から。 海の底は、わたしの瞳と同じ青色の世界。 落ちかけた太陽が、星が、月が、キラキラと揺らめいている。 …いいえ、あれは水面に光が反射しているだけ。 水底に沈んだわたしでは、水面に映る月すら遠くて手が届かないの。 こぽり　ゆらゆら　ゆらり そっと唇からこぼれた吐息が泡沫となって昇っていく。 ちかり　きらきら　きらり 光を受けて煌めいた泡が、天へ伸ばしたわたしの指の間をすり抜けて。 いいな、と思った。 でも、どうせ海の外へ出たらぱちりと弾けて消えてしまうのよ。 短い旅路。うたかたの夢。 静かに瞼をとじる。醒めてしまわぬように。 おやすみなさい。 今日もわたしは、瞳(うみ)を閉じ込めて、微睡むように海(あお)へ溶けて行く。 (海の底は凪いでいる) (海面へ顔を出さなければ、嵐になんて逢わないの) --- 紫苑の花言葉：「追憶」「君を忘れない」「遠方にある人を思う」 シオンの花言葉(英語)：「patience（忍耐）」「daintiness（優美、繊細）」「symbol of love（愛の象徴）」 属名の学名「Aster(アスター)」(日本語ではシオン属)は、ギリシア語の「aster(星)」を語源とし、星のように放射状に伸びる花びらの姿に由来する。 --- 職業技能：島のお医者さん見習い(精神科医ベース) 応急手当、博物学、心理学、精神分析、生物学、説得、薬学、目星 ・医学→応急手当 大学通えないので専門知識というより応急手当が合っている気がする。 お父さんから教えてもらいつつ見よう見まね。 ・科学→博物学 同上。おばあちゃん(島なんだしじいばあいるやろ(？))の知恵袋的なあれ。民間療法。 ・ほかの言語→目星 島暮らし且つ専門書に目を通す事もなさそうなので、恐らくほかの言語は必要としない。 看護師の職業技能に目星があったので採用。患者さんをよく観察して異変を察知するスキル。 --- 島の名前：瑪琅島(ﾒﾛｳﾄｳ) メロウ：果物などが熟しているさま。香りや甘みが豊かなさま。 　　　　人柄などの円熟したさま。また、音などが、柔らかくて豊かなさま。 メロウ：アイルランドに伝わる人魚。 　　　　姿はマーメイドに似ており、女は美しいが、男は醜いという。 　　　　この人魚が出現すると嵐が起こるとされ、船乗り達には恐れられていた。 瑪：碼碯／玉髄の一種 琅：美しい石や玉。また、玉や金属の鳴る音 --- ●概要 島のまとめ役である母と、医者兼先生をしている父を持つ。 島の外へは出た事がなく、学校が無い為勉強は父から教わっている。 将来は父と一緒に島でお医者さんをやるつもり。 勉強と一緒に応急手当の方法等も習っており、また、島のじいばあ達から民間療法等についても教えて貰っている。 島民達との関係は良好。 元来人見知りだし控え目な性格だが、生まれた時から付き合いのある島民達の前では良く笑い黙り込む事もなくちゃんと会話が出来る。 ●島について 島から出た事はないが、テレビやインターネットを通して、島の外の事もある程度知っている。 憧れはあるし島の外へ行ってみたい気持ちもあるが、それを言い出す勇気は無い。 両親と島の皆と暮らす今が幸せだから。 何かをして、何かが変わってしまって、この幸せが壊れてしまうことがとても怖いのである。 ●瞳について 瞳の色が周囲と違う事を気にしている。 その昔「紫苑ちゃんの目は皆と違うね」と言われた事を若干引きずっている為。 「綺麗だね」とも言ってくれたので、褒めて貰ったのだという事はわかっているのだが、少し心に引っかかっている。 この島の中でも青い目をしているのは母と自分だけ。 母の瞳も、自分の瞳も綺麗だとは思う。でも、別にわたしは皆と同じで良かったのにな。 別に特別なんかじゃなくたっていい。特別っていうのは皆と違うって事だもの。 今更島の皆の前で隠す必要も無いけど、前髪はちょっと長め。 ●好き 海で泳ぐのと歌うのが好きで、潜水が得意。暇な時はよく海底に沈んで空を見上げていたり海岸で歌っていたりする。 機嫌が良いと直ぐ鼻歌を歌っちゃう。 母の読んでくれるおとぎ話も大好き。 特にお気に入りは人魚姫。大好きな海に関わるお話だから。 嵐の去った後の海岸を探索するのも好き。 たまに珍しいものとか打ち上げられてるとワクワクする。気に入ったものは持って帰る。 アイスとかかき氷とか果物とか、甘いものが好き。糖分＋水分。 ●嫌い 崖。なんでかよくわからないけど苦手。高所恐怖症ではないと思う。 苦い食べ物。珈琲とかゴーヤは無理。 珈琲は牛乳で8倍に薄めてガムシロ入れれば飲める。 ●好き勝手書く(いつもの) なんとなく人魚姫にシンパシーを感じているが、自分は彼女のようにはなれないと思っている。 瑪琅島から外の世界に憧れる自分と、海の底から陸に憧れる人魚姫。 外に出る勇気のないわたしと、勇気を出して声と足の痛みを代償に陸へ上がった彼女。 わたしはずっと静かな海の底からキラキラ輝く水面を見ているだけ。 嵐の中、必死に王子様を助けた人魚姫のようにはなれない。 だって、そもそも海面に顔を出さなければ、嵐になんて遭遇しないんだもの。 わたしは全ての始まりときっかけである嵐を待ち望んでいるけれど、ただ海の底から憧れを募らせるばかり。 海水を飲み込んだままじゃあ、酸素を吸う事なんて出来るわけないのに。 温かな海に浸かったまま、丘の微風を感じられるわけがないのに。 何も手放さないまま、新しいものを抱えられるわけがないのに。 今抱えているものが大切だから、それをぎゅっと抱き締めて海の底でそっと瞳を閉じて夢を見続けている。 アンデルセン童話の人魚姫もリトルマーメイドも知っている(ディズニーが存在する世界線だろうか…) どちらも好きだが、より好んでいるのはアンデルセン童話の方。 自分の人生を自分で選択した人魚姫は凄いなあと思っている。 人魚に戻って再び海で生きる道もあったのに、愛する人の幸せを願って泡となって消えてしまった彼女。 自分の命よりも、王子様の幸せを祈った人魚姫。 恋とは、愛とは。一体どんな気持ちなのかしら。 わたしがお父さんやお母さんや、島のみんなを大切に思う気持ちとは違うのかな。 興味はあるが、島の皆は家族という感じなので、恋愛対象ではない(多分)為、正直良くわかっていない。 人魚姫は好きだし憧れもあるが、彼女のお姉さん達の事を考えると悲しい気持ちになってしまう。 お姉さん達も大事なものを捨ててまで妹に戻って来て欲しかったのにね。 ●その他メモ テーマ(？)：臆病な人魚姫 多分島で敬語使う機会ってそんな無いと思うので敬語は下手っぴ。 初対面の人とは上手にお喋り出来ない。 でもお外の事興味あるし好奇心が勝ってちょっとずつお話出来たらいいね。 心配性故のネガティブ気質。 っていうか島どこなんだよ～～～～。 もうこんなん事前情報からやべえカルトが仕切ってるやべえ島か現世じゃないかどっちかじゃん～～～。 ネットとテレビ繋がってんのはちょっと謎だけど～～～～～。 汐音生きてますか？？？？？死んでませんか？？？？？ヤダ～～～～～～～～！！！！！！！(ジタバタ) --- 誕生日：9/9 飲んで欲しいカクテル：マウント・フジ(MT.FUJI)／もしも願いが叶うなら アルコール強度：100

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