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「芦高神社へお越しくださいましてありがとうございます(ニコ！)」 (なにが御朱印巡りじゃ！ミーハー共が他所でやれ！) 一人称:私(仕事時)、俺 二人称:基本的に口が悪い 狛犬の生まれ変わり……なわけねえだろ！人間だわ！クソ弟共に死を！俺に自由を！！！ *☼*―――――*☼*――――― 芦高神社はどこぞのやばい神社と違って、一家仲良し(は？)な大家族。麗未は芦高家の長男で、腰を痛めて早々に引退した父親の跡を継いで神主をしている。fuck. 別に将来の夢などない、まったく何も無かったし、神主をやりたくないわけでも無かった。幼い頃に見た父の姿に憧れがあったのも本当だ。でも、高校くらいになってくると、やっぱり通常の生活に憧れるわけで。 俺も探偵業やってみてえし、大学にも行ってみてえ！でも、"長男だから"と弟共からの無言の圧力。ふざけやがって！弟は兄の下僕じゃねえのかよお！？ 実家に住んでいるのは現在麗未と麗瑚と、あと両親。麗瑚は……なんか、下僕って感じではないんだよな、馬鹿2人に連れ回されていた感じがするし。 でも俺に仕事を押し付けて大学に行ってるのはマジで許さないので日々キレている。 あー！俺も楽しいことしたーい！仕事しんどーい！木魚でドッヂボールしたあい！ 【セントクレメンツの鐘を鳴らせ】(2020-8-28) 毎日朝早くからウチの神社に来るすげ〜よく分かんないお嬢ちゃん(あとで聞いたらなんと同い年だった)、図々しいことこの上ないがなんだか放っておけないので茶菓子とお茶を手配した。オカルトチックなことは全部眉唾だと思っていたが、そんなこともないらしい。 彼女とは毎朝飯を一緒に食う事になった。いや、なんでだ。麗瑚の変わらない表情が俺を責め立てているような気がする。なんだ、この空間は……

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