タグ： ほにょり

大学には行っていない、仕事もちゃんとはしていない。 親が自分を信じて「それでもいいよ」と許してくれたから。 バイトをしながらショップで手品のタネを買って、マジックショーを観に行って、研究して、練習して、公園で誰に見てもらえるワケでもなくマジックショーをやっている。 いつか、大きな舞台に立つことを夢見て。 小島 満(高校2年生) https://charasheet.vampire-blood.net/1148652 小豆島 大満月 https://charasheet.vampire-blood.net/1098017 「ハトが出ますよ！」 『あの日見た感動を、俺は一生忘れないのだろう。』中学生当時引きこもり少年であった小島　満(こじま　みつる)はそう語る。 学校にも行かず部屋でテレビばかりを見ていた、ある日深夜番組で海外のマジックショーを見た。 カードが消え、コインが増え、ハトが飛び出し、爆破寸前の鎖で縛られた棺桶から男は見事に脱出を果たした。 その男の職業は、マジシャンだった。 あの日見た男を思い出しながら今日も彼はステージに立つ。 芸名は自分で付けた、『今は豆粒のようなちっぽけな存在でも、いつか夜空に輝く満月になりたい』との思いから命名。 ある日はストリップ小屋のショーの合間に、ある日は地方のお笑いイベントの前説として、ある日はイオンの屋上で・・・ 彼は今日もカードを消し、コインを増やし、ハトを飛び出させている。 大脱出はまだできないのだけれど・・・。 中年に差し掛かり最近太ってきたのが気になるためエクササイズとしてボクシングを習っている。 持っているダガーはマジック用、先端以外は刃が落としてあるので切りつけることはできないが忍者の使う苦無のように投げて刺して使う投げナイフ。 フラッシュコットンの中には信管が入っており爪を立てるなどして潰すと微弱な電気が発生し、それにより着火する仕組み。 ハトは時々死んでいる。 「ハトが出ますよ！」 「・・・ｸﾙｯ・・・ﾎﾟｰ(ｶﾞｸｯ)」 「死んじゃいましたぁ★ミ」

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