タグ： こよみ

職業　登山家 陰キャ 常に俯いてぼそぼそ喋る 山で出会う人には「……こんにちは」「……おはようございます」と「……」がある分聞き取って貰えるかどうか怪しい挨拶をする。 マナーを守って黙々と山に登ることが多い。 辛い物より甘い物が好き。 山で飲むコーヒーにお砂糖とミルクをガシガシ淹れたがるので荷物の中でちょっと砂糖とミルクが多い。 以下　カエラズノケンHO2秘匿 山に初めて登ったのは小学生の時の家族旅行 自分の足で頂上に立って、景色を見下ろした時に山の虜になった。 まだその頃は清らかにキラキラした目でクラスのみんなに山に登った写真やこんなことがあったんだ！と楽しげに話していたが、当時好きだった女の子から「え？山とか虫いるから無理」と言われてド陰キャの道を歩き始める。 高校で山岳部に入った先で留学生だったセロと出会う。 穏やかな彼の隣は居心地が良く、山への熱意もウマがあったのか、放課後の部室で親交を深めていった。 1年の短期留学の間に部活で、部活外でよく色んな山に登りに行った。 卒業旅行に富士山に登った時のセロとのツーショットを今でもお財布に入れて大切に持っている。 彼が日本からアメリカに戻る時、大学に行っても、社会人になっても一緒に山に登り続けようと約束をし、実際社会人になって金銭面に余裕が生まれれば世界中の山を共に踏破した。 クリスチャンである彼の信仰を妨げることはしなかったがフリークライミングで危ない時はすぐサポート出来る様によく彼を観察するようになったし、ガイドも上手くなった。（目星、ナビゲート、登攀90） 写真も勿論素晴らしいと思うが、自分の瞳で脳に焼き付ける方が好きで余りカメラは持ちたがらない。人の写真を撮ってあげることの方が断然多い。 自分からはセロ、彼からは暦とお互い下の名前で呼び合う仲だった。 彼の死を受け止めきれず泣き暮れて熱を出して暫く家族から心配されたが、今は彼が見なかった景色を自分の目を通して天国にいる彼に届けたいと思っている。

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