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稲荷信仰と八咫烏信仰を基盤として様々な信仰を取り込んだ異形。 性格は温厚だが少し頑固で、新しい学術は柔軟に取り込めるのに人の意見を聞かない節がある。 顔には目しか確認できないが表情豊か。感情に耳も連動する。 人の文化を学んでおり、人と穏やかに会話するのが夢。 捨てられた本を拾い集めてコレクションするのが趣味 引っ越す際には大量の本を持ち歩く必要がある 出身はおそらく京都か奈良 かつて神に近しい存在であったので、神仏の存在はほとんど確信に近い形で信じている。 しかし、浄土や天国、理想郷といったものの存在は否定している。 それと共に、『この世は穢れている』『地上は苦痛の世界である』といったような主張に理解を示さない。 彼女の眼には、450年生きた今でも、この世界が輝いているように見えるからだ。 そんな彼女からすれば、自分より生きていない人間が、この世界の何を知ってそんなことを言うのだろう。と考えている。 ●出自 生まれは室町、武家の勉強熱心な娘。 武者に劣らない気概を持つ女武芸者であったが、とある戦に敗北して落ち延びた。 逃げた先で落ち武者狩りに合わないよう山に潜み、野生同然の生活をしていた。 ある時近隣の百姓に見つかってしまったが、肌は黒く汚れ人としての体裁を保っていなかったため、怪物として認知され始めた。 しかし、その百姓が住んでいる村が偶然にも豊作に見舞われ、噂は巡り巡って稲荷の化身として扱われるようになる。 その後は山で狩りを行い、供え物を口にすることで生きていた。 その間にも噂には尾ひれがつき、慎ましやかで小規模ではあるものの様々な信仰を集め、気づけば化生となっていた。 時は流れに流れ、自らを信仰していた集落も早々に潰えた。 信仰する者がいなくなれば唯の怪物にしか見えず、人に見つかれば石を投げられ、命を狙われ、いつしか住処を追われた。 しかし彼女は人としての情緒を失っておらず、また狂ってもいなかった。 彼女は人と、人の文化を愛している。長く生きる間に、そういったものを癒しとしてたまらなく好きになってしまった。 いつかあの素敵な輝きに、直に触れたいな、そんな時代が来れば良いなと思っているし、半分諦めてもいる。 今日も、捨てられていた古本を読みながら、遠方の街を見下ろして目を細めている。 ■堕落浄土 HO2 AF:『神の器』 小さな折り紙の人形。どうしてか気が付くといつもポケットに入っている。 使用するとPCたちが使う『神格の招来』の呪文成功率を10%あげてくれる。一度使うと燃えてしまい二度と戻ることは無い。 神の器であるあなたたちの特別な力。 魔術：『ヨグ＝ソトースの招来』

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