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(職業はるるぶ6版“警官“参照) 終焉賛歌救済論≒ef─elyfine─HO2 ImageColor：黒紅(#302833) Birthday：7/18 BirthdayFlower：マリーゴールド｢嫉妬｣｢絶望｣｢悲しみ｣｢変わらぬ愛｣ ImageSong：｢Marigold/M2U｣｢Utopiosphere/mili｣｢幸福な死を/きくお｣ ─────以下秘匿情報あり───── 【HO2】 ■秘匿 ・片翼の追走曲(へきよくのカノン) あなたには双子の弟/妹がいます。 あなた達は揃って同じ楽器の奏者であり同じ楽団に所属していました。 特にあなたの弟/妹は天才だと云われ賞賛を受けていました。 しかしその才能は潰えてしまいました。 何故なら11年前『世界平和を祈る祭典』にて起こったテロにより、亡くなってしまったからです。 あなた達はその祭典に招待され、奏者として音を奏でました。 しかし、悪逆非道のテロリストにより会場は火の海となり、結果としてあなただけが生き残ることとなったのです。 ☆作成条件 あなたには一卵性の双子の弟/妹がいます。 あなたは予め弟/妹のお名前と同じ演奏楽器を考えてください ───────── ■name 姉：洋琴アンリ 妹：洋琴アスカ 演奏楽器：ピアノ 洋琴→ピアノ。白と黒。 アンリ→ゾロアスター教の悪神｢アンラ・マンユ｣から。 アスカ→ゾロアスター教の善神｢アフラ・マズダー｣から。 ■About 終末告死救済課(通称7課)に所属する刑事。 基本的に丁寧な物腰ではあるものの、抑揚は少ない。職務を行う際もあまり私情を挟むことはなく、手際よく淡々としているために冷たい印象を持たれることも多い。世間で揶揄されているところの｢天使｣｢死神｣は、アンリに限った話としては圧倒的に死神として印象づける割合が大きい。 自分が過去テロに巻き込まれた数少ない被害者であったこと、自分の出自や妹の存在などは同課の仲間たちにも伝えていない。 (↑友人の明夜さんや上司の月斬さんは恐らく知っているんだろうなって感じです) 友人である明夜レイには、その明るい人柄に時折妹の姿を重ねていたりする為、無意識ながらも少しだけ態度が和らいでいるかもしれない。 一人称：私(わたくし) 二人称：貴方 ■past 著名な音楽一家の生まれ。当時の家族構成は父母と兄姉、双子の妹の6人。その中でも突出した音楽の才を持って生まれた妹は特別な存在で、幼少の頃からピアノの才に目覚め、何でもそつ無くこなせる上に明るい性格で誰からも愛されていた。 全く同じ顔(髪色が違ったので判別はされやすかった)なのに音楽の才能は凡庸、元々大人しい性格だったが妹ばかりに意識を向けられることでどんどん卑屈になっていった。周囲の誰よりも自身のことを慕ってくれる妹のことをアンリも大切に思っていたが、それ故に何もかも正反対で誰からも愛されていた妹に妬みや嫉み、羨みといった黒い感情を抱き、劣等感に悩まされることが多かった。 凡庸な自分が妹の隣に居ることを許して貰えるよう、様々な分野で人並み以上に努力してきた。その努力の甲斐あって妹と同じ楽団への入団も決まり、17歳という若さで祭典の奏者に選ばれたことは彼女にとっての誇りだった。 しかし、未曾有の大事件によりその誇りは汚され、そして自身の片割れである妹を失う。事故のショックで当時の記憶は曖昧だが、自分へと手を伸ばす妹の最期の姿だけが鮮烈に網膜に焼き付いていた。妹が瓦礫の山と火の海の中で伸ばしたその手が、自分を救う為の手だったのか、自分に助けを求める手だったのか、今となっては分からない。覚えているのは、自分はその手を取ることが出来なかった、ということだけ。アスカがいなくなれば劣等感に殺されることもなくなる。アスカがいなくなれば周りはもっと私を見てくれる。もし、アスカを助けた時に自分の手が傷付いてピアノを弾けなくなってしまったら…？ 自分の中のどす黒い感情が、妹を見殺しにした。次に目を覚ました時は、視界に広がる病室の天井だった。 妹の訃報に、家族が病室の外で泣いていた。見舞いがあったのはその1度だけだった。 入院中、兄と姉の訃報を医者から聞いた。数日頻発しているテロに巻き込まれて死亡したらしい。 次に父母の訃報を聞いた。彼らは安楽死を望んだ。アンリを残して。家族はみな、残されたアンリのことを誰も見てくれることはなかった。 大好きだった大嫌いだった、愛していた憎んでいた、その妹の命を奪ったのは他ならぬ自分で、そのあとを追うように家族が皆死んでいってしまったのは自分のせいなのだと、曖昧な記憶の中でそんな風に考えるようになった時から、アンリはピアノが弾けなくなった。一つの傷も負っていない綺麗なままの手を、鍵盤に添えると震えが止まらなくなった。医者にはPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されたが、これは妹を見殺しにした自分への罰なのだと思うようになった。 生きることの喜びを教えてくれるような音。 アスカの奏でる音色はそんな風に形容されていた。 それなら私は、死は救いなのだと謳い続けよう。残された者にとって、生きることは呪い以上の何物でもないのだと、証明するために。 世界が終焉を迎えるその時が、果たして訪れるのか。 汚れきったこの世界にも、救済はあるのだろうか。

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