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(みのりかわ さよこ) 雑誌『戯論(けろん)』にて、政治思想をテーマとしたかなり両極方々に偏った記事を執筆している雑誌記者。 様々な思想（とその思想を持つ人間）に触れることが好きで、 中でも過激なアナーキズムやコミュニズムを主張する人間の話を聞くことが彼女の至福の時。 しかし、彼女本人は特に偏った思想の持ち主では無く、むしろ特定の政治的思想さえこれと言って持たない人間。 取材の際は相手の考えに大いに共感した風な素振りをして話を引き出す。 政治的思想こそ持たないが、強い破滅願望を持つ破滅主義者という一面はある。 過激な思想家たちに幾度となく取材を重ねるのも、 「彼らの思想が暴走した時にきっとこの国の破滅が見られるのではないか」という思いが故。 中立的立場をよく好む性格で、何事においても"深く干渉しない"を信条としている。 感情を強く表出させることが滅多に無く、 俗っぽい雰囲気でありながら、いつも微笑みを絶やさず飄々としている。 父親は文部省の官僚職に就いており、彼女自身非常に裕福な家庭で育った。 女子専門学校へ進学した直後に一度自殺未遂を起こしている。 この自殺未遂も彼女の破滅願望の箍が外れてしまったが故の行動なのだが、 別段「死にたかった」という訳でもない。 自殺の手段として用いたのは首吊りで、それが未遂に終わってしまった為に首に痕が残ってしまっている。 それを隠す目的で常にスカーフを首元に巻いている。 《シナリオ》 ・赤雀 ・白燕

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