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読み：シロエ アキラ 赤面症(暁の場合、知らない異性と顔を合わせると顔が真っ赤っかになってしまう)の大人しいというよりは内気な女性。 作家としては自宅で携帯小説を書き綴っている。 タイトルは『聖☆超兄貴』(連載中)。筋肉ムキムキのキリストとブッタが現代でのほほんとボディービルドするお話である。カオス。 【バックグランド】 昔、近所に住んでいたので近所のお姉さんとして兄の『白江 直継』と幼馴染の『温羅賀ひびき』、『小津 紅音』とその姉である『小津 』一緒に遊んでいた。 そのうち兄と紅音の姉が付き合い始めたが、お兄ちゃんっ子だった暁は兄を取られたと思って、あまり良く思っていなかった。 そして半年前、紅音の姉の事を疎ましく思う中、｢例の事件｣が起きてしまったのだ。 その日、小津家の家族旅行に付いていった兄が帰ってこなくなったのである。 しかし、そのことを信じようとしなかった暁は、家に引き篭もってしまったのだった。 なんも考えることが出来ずに、ただただ日が過ぎていく。 『もうやめよう、兄のいないこんな世界に私の居場所なんてあるはずがない……』 そう思った暁は兄のバイクにまたがり、どこか遠くで兄の遺品であるこのバイクと共に兄のところに行こう。と決意を決めた暁にある変化が訪れた。 兄が愛用していたヘルメットを被った瞬間、暁に兄の声が聞こえてきたのだ。 「兄が帰ってきたんだ」と暁は喜んだが、実際にいるわけがないという事実は暁に重くのしかかった。 『なら、私が兄の魂の入れ物になればいいんだ』 そう呟いた後、暁は以前の暁に戻っていた。そう兄が生きていた頃の暁に。 だが、それは同時に暁の精神に異常がおき始めた事を意味していたのだ。 それに直ぐに気がついたのは、兄が死に、引き篭もった暁の事を心配で家に来てくれていたひびきだった。 その原因にも気がついた彼女だったが、これを破棄してしまうと、また暁が引き篭もっていた頃の暁に戻ってしまうかも知れないと思い、そのままにすることにした。幸い、特に害は見当たらない。 それに、そうだ。こんなこと些細な事だ。 そう、ヘルメットを被ると兄の人格になってしまうという二重人格なんて……些細な…ことだ。

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