タグ： 秘匿むて 夜雨対牀

✦特徴表 1-5 天才 5-3 失敗は発明の母 ✦職業 古物研究家（2015） ✦キャラクター 一人称：俺 二人称：君 柔らかめに控えめに話す人。 明るく取り繕ってはいるが先の見えぬ将来と行き場のない不安に押しつぶされそうになっている。 現実逃避が得意で、よく電車に乗っては遠くまで行き勘で帰っている。おかげで何度かマジで家に帰れなくなった。 昔は弟をよく引っ張っていたけど、今ではできそうにない。疲れたように笑う。 「風さそふ 花よりもなほ 我はまた 春の名残を いかにとやせん」 【秘匿HO】HO1:杏 あなたはHO2に心中しようと告げるつもりだ。 心中しようと思い立ったのは今年の初め頃。最初は自分だけでいいと思っていたがHO2が気にかかって前に進めない。中々決心がつかず、気づけば夏になっていた。そして今あなたは少しづつどう死のうかと考え始めている。 苦しいだろうか、死に損ねたら痛いだろうか、と不安は尽きない。HO2を巻き込むのだ。彼がどう答えてくれるかわからないが、できるだけ楽に死ねたらとひたすらインターネットで調べ物をしていると一つのサイトに辿り着く。 「花葬承ります」 そう書かれたホームページ。花という単語に惹かれてそのサイトを覗くとどうやら花の種を飲み、花と一緒になって安楽死させてくれるものがあるようだ。 それを知ってしまったせいか、それとも神様に摘まれるような花になることを望んでいたのか、最期に花を咲かせ死ぬことに少し憧れを抱いてしまったのか。あなたは気づけばその場所に連絡をとっていた。 その数日後、家に一つの封筒が届く。中には白い小さな錠剤の ようなものが二つと手紙が入っている。 「この度はご連絡いただきありがとうございます。花の種を二つ、送らせていただきました。飲む場合は就寝前に飲み込んでください。どうか素敵な花が咲きますように」 あなたはその種を隠すように引き出しに仕舞い込んだ。 「散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ」 咲かぬ徒花を咲かせよう。 あとは一歩前に足を進めるだけ。 でも、ただたくさん眠って起きたら案外死ぬことも馬鹿らしくなるかもしれない。 …明日決められなければそのままだらだらと暑い夏を迎えてしまう。理由もないのにそうあなたは確信し眠りについた。 HO1：贈った花 あなたは数日前、HO2からライラックの花を受け取った。そし てそのお礼にラベンダーの花を贈った。 ラベンダーを贈ったことに何か意味を持たせても構わないし、 ただ香りがよかったからでもいい。 ラベンダーの花言葉 「私に答えてください」

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