タグ： 1033

紫垣　花名（しがき　はな） 口数は少なめで淡々と話す。頭を使うより身体を動かすほうが好き。人見知りはあまりしない。早く大人になりたくて背伸びをしている。実は寂しがりでこわがり。身長の高さから年上に見られがち。オカルトが苦手で、機械をいじるのが好き。名前の由来は紫陽花から。 家族は父親のみで一人っ子。母は物心つく前に亡くなったと聞いている。父は心配性で少し頼りなく、機械音痴なためまだガラケーを使っている。そんな父を見て育ったため、母の代わりに自分がしっかりしなくてはと思っている。男手ひとつで育ててくれた父には感謝しているが、今はちょっとだけ反抗期。 中1の冬、父の仕事先が変わったとこで引っ越した。父はやっと馴染み始めた娘の学校の様子を気にかけ、親戚に預けて単身赴任するつもりだったようだが、父を一人にするのは心配だからと着いてきた。家事は花名の担当。時々お菓子も作る。コーヒーはブラック派。 職業技能は父の職業のドライバーベース、まだ中学生なので技量が必要な重機械操作・電気修理の代わりに知識としてコンピュータ・電子工学。引っ越してからはチャリ通になったため運転技能は自転車を選択。 趣味技能は今までの委員会の経験から信用、保健委員してたときの知識で応急手当・医学、図書委員してたときので同様に図書館・コンピュータ。積極的にするタイプではないが、人がいなければやっていたタイプの人間なので幅広く。 運転(自転車)、その延長でナビゲート、何かから逃げるために忍び歩きなど、引っ越してきてから得た技能は50。医学・電子工学など専門的な知識はまだ学生なので10。その他は基本60で取得。 ｼﾅﾘｵ:花に落、標に烏。(HO2)、 ↓通過シナリオバレあり 昔から"つかれやすい"体質だ(→特徴表:寄せ餌)。その原因を自覚したのは最近で、というのもこの街に来てから不思議な生き物が見えるようになったのだ。異常な光景を前に授業を受けることもままならず、保健室登校をしている。 雨鷽ケイ先生は保健室の先生で、よく生徒に慕われている印象だ。急に見えるようになった何かのことは上手く説明ができず相談できてはいないが、無理に聞き出さずにただ他愛もない話をしてくれるため、その時間を心地よく思っている。 どちらかというとリアリスト寄りの思考なため、不思議な生き物たちを受け入れきれずにいる。自分がおかしくなったのかと思い込もうとするが、どう足掻いても見えるためどうすればいいかわからない。なにこれ。 1話　やらずの雨　エンド壱 体調不良の原因は解決し、やっと教室にいけるようになって、クラスにも馴染めるようになった。父もすぐに元気になり、罪悪感はありながらもひとまずほっとしている。中学生であるためバイトはできず、代わりに借金返済を名目に聖さんの古書店に通っている。 聖さんから聞いた話で少しは妖の知識を蓄えたため、存在するはずはないと考えることはなくなった。むしろ今はどうしてそう存在するのか、学校で習うような原理では証明できないそれに好奇心を抱いている。 そうして季節は過ぎ、2年生になった夏のある日、不思議な雰囲気を纏ったひとりの女性に出会った。お互いに口数は多くないが話をする時間は楽しくて、最近はよく彼女の待つ海辺に出かけている。そのため、古書店へ行く時間は減っているかもしれない。 そんな彼女から名前を探してほしいと頼まれた。自分のことを話したがらない彼女が自分を頼ってくれたことに応えたくて、宛ても何もなく引き受けた。自分も誰かの役に立てれば、あのお人好しに近づけるかもしれないという思いもどこかにあるかもしれない。 2話　傘寿の乙女　エンド弐 後遺症：お互いに350年の間老いることも死ぬことも無い。精神が死んでしまう可能性はある。 AF：「余花の鉱石」余花が最後に探索者のために残した鉱石。HPが0になった場合一度だけ全ての傷を癒し全回復してくれる。 頼まれごとを解決し、目の前の人が悲しむのを見たくないという我が侭から350年の寿命を受け取った。長い時を生きることに関しての感情は正直「わからない」というのが正しいが、ひとりでないのであればきっと後悔することはないだろうと漠然と思っている。 大好きな家族を忘れてしまうのは嫌、ひとりは寂しい。素直に気持ちを打ち明けて、それを受け止めてくれる人が傍にいることに安堵を覚えている。人のためばかりに行動するお人好しで、誰よりも優しいひと。彼がひとりにしないでいてくれるのであれば、きっと。 あの日から一か月、長い長い夢を見ていた。自分が妖たちの棲むはずの「幽世」で暮らし、妖たちとともに過ごす夢だ。想像しようもない光景のはずなのに違和感はなく、むしろそれを感じるのは目覚めてからのいつもの日常だった。あの日から、紫陽町の様子はどこかおかしい。 目の前で悲しい最期を遂げた彼女へのやるせなさ、それを引き起こした少女への怒り、あの日から抱えている違和感に町の異変。さまざまなものを抱えたまま3年生に上がり、季節は巡って梅雨を迎えたある日、差出人不明の手紙を受け取った。わからないことだらけないま、後先考えずにまた突っ走ることになる。 3話　傍時雨　エンド弐 幽世での騒動が一段落し、彼と一緒に紫陽町に帰った。本当は幽世に残るべきだったのかもしれない。それでも、家族と彼と一緒にいたかった。あれから、時折幽世にも顔を出しては友人たちに会いにいっている。 彼は彼によって生まれて感情を知った少女のことを、自分は身勝手な理由でも人生の半分を共に過ごした親代わりの彼女のことを、忘れないでいられたら。一人でなら難しいかもしれないが、二人でならきっと大事なひとたちのことも忘れないでいられると信じている。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ