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灰になってよかった 〇名前：自石　有白（じこく　ゆき） 27歳 男性 A型 175cm 65kg 〇職業：作家 （るるぶ2015P15）ベースで作成 職業ポイント：EDU×20＝340 職業技能：オカルト、芸術（心理描写）、心理学、説得、図書館、その他の言語、母国語、歴史 技能ボーナス：作品の得意分野（母国語、心理学）としている技能に+10％のボーナス 前職で取得した技能：運転（乗用車） 〇性格 慎重。自身は臆病な性格だと考えている。 思い切った行動もしたいと思っているが二の足を踏んでしまう。 好きな書籍は井伏鱒二『山椒魚』。 〇特徴表 るるぶ2015P18，19より 4-6　寄せ餌（D）1d6×10→50 人間以外の怪物に好かれやすい。誘拐されれば殺されずに監禁されるか、もっとひどい目に遭うこともある。 2-3　親の七光り 名家の出身、または親が有名人かもしれない。〈信用〉に+20％ 〇はいよか事前質問 ・雨は好きですか？ →好きではない。昔の記憶を思い出す為苦手である。 傘をさすことで他者と物理的距離ができる、顔が見えにくくなるという点は好ましいと思っている。 ・冒頭シーンの時間帯は朝になります。外出していただくので、なぜ外に出たか教えてください。 →気分転換の一環として煙草を買いに外出した。 〇雨が苦手な理由、誘拐されたい願望 高校時代にバイト先の友人と失踪しようとしたことがあったが直前に怖気づき断念をしている。 父の干渉、思春期の反抗的心理、息の詰まるような生活、色々から逃げ出したくて計画したことであったが、脳内で描いた失踪後の生活は先が見えず片道切符を握るような取り返しのつかない不安を感じた。 その不安をきっかけに母のこと、進路のこと、バイトのシフトのこと、好きな作家の新刊、些末な事柄が躊躇いとなり悩んだ末断念、友人に謝罪。 友人はその後1人で失踪し消息が分からない(連絡が取れなくなっている)。 雨の日は逃げたことへの後悔と失踪に踏み切った友人への羨望、それを感じる自分への嫌悪で苦い気持ちになる。 問答無用で連れ去られたら自分は変われるのだろうかと心の隅で思っている。 〇経歴 大学院文学部日本文学科修士課程を修了している。 大学院修士課程修了後父の経営する葬儀会社系列の火葬場に就職し火葬業務員として2年働く。 母の死去時に退職、以降は作家として生計を立てている。 〇以下詳細（長い） 父は葬儀会社経営をしている社長、有白は婚外子であった。 母は父が既婚者であることに気づかず交際、有白を身ごもった際に別の家庭を持っていることが発覚。 知らなかったとはいえ不倫し子ができたことが社会的事実となってしまったが、有白の母が父と会社にかかわらないことを条件に関係者からは知らないものとされている。 父は出産前有白の性別が分かった段階で葬儀会社の後継にしようとしていた。 命名は母。縁起が案じられる響きに近づけることで自石有白という名である間は選択を制限されず好きな道を進んでほしいと思っていたが本人には話していない。 幼い頃から変なものに好かれたりどこかに連れていかれそうな人間だった。 本人は自覚がなく、臆病ゆえに石橋を叩いて渡るまあまあしっかりしているタイプだと思っている。 父から見た有白は危うさがあり、父としての心配と後ろめたさ、経営者として会社を相続させたい故に干渉してきた。 有白にとって父は遺伝学的には親であるが他人でありたい苦手な人間であり、自身の持つ物を与え息子に安定した人生を、なんて出生の元凶からの勝手な押し付けだと感じていた。 本を読むことが好きな子供で紙の上の白黒、文字が連なりできる言葉から果てなく色と景色を感じられるのが特に好きだった。 様々な作品に触れ気づけば自身も小説を書くようになっており、将来は本や言葉にかかわる仕事に就きたいという思いが続き大学文学部に進学。 奨学金を得ながら日本語学や日本文学、心理学を学ぶ。 大学卒業後の進路を考える段階で奨学金で賄えない学費やこれまでの養育費を父が出していたことを知る。 父にかかわってはいけない母に苦労を掛けていたこと、父に借りをしてしまっている事実への窮策として関連会社に就職することを選択。就職への時間稼ぎの為大学院に進学しながら父からの借りを減らす為ひたすらバイトこなす生活を送った。 大学院修了後、葬儀会社から可能な限り距離をとる為に火葬場職員として就職する。 火葬員として働く中で人体が骨と灰になる様、自身がその過程に関与していることが別の世界のようで、それが亡くなった人への冒涜のように感じていた。 肉体的にも精神的にも消耗し、好きだった本に触れることも執筆もできずひたすら働きそれ以外は寝る、という生活を送る中で母が死んだ。 母の遺体の火葬〜骨上げの際、これまで自身が見送ってきた人達と同じように近しい人間の肉体が骨と灰になったのを見てこれまで自分がしてきたことが現実なんだと実感が湧いた。その現実感と自身もいずれこうなると考えたら全部が恐ろしくなり、母の葬儀が終わった後忌引きからフェードアウトするように仕事を辞める。 父が弔問に来た際、大学時代のバイト代、働き貯めた貯金と退職金を叩き付け逃げるように現在の街に越してきた。 現在は大学時代に書き溜めていた原稿で食いつないでいる。出版された著書は現在2作品、いずれも登場人物の心理描写が細かい小説。 公園やパチンコ屋で煙草を吸いながらぼんやりしている間に1日が終わっていることがままある。書きたいものはたくさんあったが執筆は進まない。 全部から逃げてなりたいものになったはずなのに。

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