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もしもあの時を変えられたなら。 あの時の選択を間違えなければ、 "彼女"は今でも傍で笑っていたくれていただろうか？ 今ならばもう少し上手な生き方が出来ただろうか？ 後悔先に立たず。それでも、後悔を未来に繋げられたなら。 ダブルクロス The 3rd Edition「Et Vous Voila」 ──そして、あなたがここにいる。 ※ここからシナリオのネタバレあり ERから半年後、因幡 春（いなば はる）の補佐として活動を続けていた橘 翔（たちばな しょう）は覚えのない眠気を感じていた。ふと、春に声をかけられる。彼女は誰かを待っているようだった。そしてその誰かが部屋に入ってくる。それは、半年前に死別したはずだった元UGN新藤市支部支部長、東堂 重（とうどう かさね）だった。まるで一年半前に戻ったかのように彼女たちの会話は進んでいく。半ば夢なのだろうと考え始める彼に、重は一年半前の記憶には存在しないはずのジャーム、"全てを無に帰すもの（デストラクション）"の調査を命じる。夢にしてはクリアすぎる感覚に戸惑いつつも、重が退室したのをいいことに翔は部屋を物色、デストラクションの写真を発見する。大きな鎌を持つ姿に謎の胸の痛みを覚える。その後かかってくるミランダからの電話が、更にここが過去であるということを念押しする。彼女から催促をやり過ごした直後、ひどい頭痛を覚える。当たり前のように迎えた翌日、知りうる過去から唯一乖離する存在、デストラクションの調査を始めようと支部に立ち寄った際、カフェでパフェを嗜む春と会う。彼女から重との関係性を問われ、過去の日々を思いだのだった。その後、重に呼ばれ向かった支部長室にて、彼女からデストラクションと対峙したときに見た光景について話される。それは重が翔や春に襲いかかるというものだった。不安からか抱きついてくる彼女への態度に少し戸惑いつつも彼女を慰めた。改めてデストラクションを行うこと翔だが、やはりその姿を見ていると何か大事なものを忘れている感覚に陥るのだった。その後、実の娘である幸（さち）から珍しい電話を受け取る。電話の後、タイムリープが本当に起きているのだと仮定すると、Eロイス《ロードポイント》が唯一原因として考えられるものだった。重からデストラクションが現れたと呼び出しを受けるも、翔はロードポイントの確認を優先した。"世界巻き込む遊戯（ゲームメーカー）"の実家にある《ロードポイント》を確認するも、該当するようなセーブポイントは存在しなかった。だが、その時全てを思い出した。―重の肉体情報から生み出された存在、デストラクションはすべてを破壊した。唯一残った春は翔に、《ロードポイント》のまがい物を託した。デストラクションと対峙し、目の前で事切れる春を余所目に、翔は過去へ飛んだのだった―。すべてを思い出した翔は重のもとへ向かう。間一髪彼女を助けた翔は彼女と一時撤退する。距離を離したあと、翔は重を治療しながら己の知る全てを話す。重はそれらを受け止め、翔に協力すると告げてくる。彼女ならそう言ってくれる、そう信じていた翔は彼女とともにデストラクションの元へ向かうのだった。翔は重とともに改めてデストラクションと対峙、『止めて、止めてよ』と叫ぶそれとの戦闘となる。2人は協力し、デストラクションを撃退に成功する。後日、支部には重と春が居た。奇跡的に手にしたこのチャンスを、無駄にしないと彼は決めた。

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