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灰庭樹永(はいにわ たつひさ) 一人称：俺 都会の片隅にある古びた洋館で探偵事務所を営む偏屈な探偵。建物の周囲には様々な種類のバラが植えられている。 かなり偏屈な性格であり、仕事も選り好みするため滅多に働いてる姿が見られない。そんなことよりバラの手入れをしてたいと思う重度のロザリアン。 専門はバラだけどその他の植物についてもそこそこ造詣が深い。ある程度の花なら名前と品種を言い当てられる。バラに関して言えばほぼほぼ百発百中。バラは全般的に好きだけど、ハイブリッドティ系よりも花つきの良いつるバラ系が好み。でも結局原種もオールドローズも全部好き。色は白からピンク系統が好みだけど結局全部好き。 バラ中毒すぎて常にバラのことしか考えてない。バラの名前や系統や咲き方を間違えたりすると「そんな常識すらも知らんのか」ともんのすごい見下した目で見てくる。失礼。逆に自分がなんかで間違えたり知らないものがあった場合はこの世の終わりの如く落ち込む。 一体どこにそんな金があるんだ、と思われるくらい何故か金には困ってない。たぶん莫大な遺産かなんか受け取ってる(ふわふわ)。 一応探偵を名乗っているのでそれらしい仕事はする(素行調査なり浮気調査なり)けれど、できればバラ関係の仕事がいいなって思ってる。なんで探偵になったし。 むしろ最近はバラに関する相談を受け付けてるただの園芸店の人みたいなことになってる。真剣に植物について尋ねるのであればどんな初歩的なことであろうとバカにせず懇切丁寧に答える。なので近隣のガーデニング趣味の奥様達からは頼られてる。なんで探偵になったし(2回目)。 事務所の本棚にはバラ関係の書物がぎっしり詰まってる。中にはかなりのレア物もあったり。庭のことも好きなのでウィリアム・ロビンソンのワイルドガーデンはよく読んでる。 根っからの人嫌いであるものの、自分のペースを乱さない人間相手なら割とリラックスして喋る傾向にある。ペースを乱されるのが嫌いな情緒不安定おっさん(めんどくさい)。 ちなみに飛行機が苦手で庭の本場であるイギリスに行ったことないのを指摘されると見るからに動揺する。あと行った人には嫉妬する。 ばりばりのインドア系に見せかけて戦闘はなぜかそこそこ出来る。古武術の杖術での戦闘を得意としている。 小説家の時計坂めろ、そしてイギリスの捜査官エルドレッド・ブレイズとは(貴重な)友人関係。 偏屈な人間嫌いの彼にしては珍しく普通に喋れる相手。 めろには半ば呆れられながら、エルドレッドには可愛がられながら付き合って貰っている様子。 本人としてはツンツンしてつっぱねているものの、二人の存在には大変助けられているらしい。 時計坂めろとは園芸の話をする関係でもあり、エルドレッドには自慢のバラをプレゼントしてローズティーを作って貰っている。 めろとは園芸の話で対立することも多く、たまに大人気なく本気で悔しそうな顔をする。でもあとで彼の言った通りの庭造りをしてたりする。ド素直じゃない。 エル兄さんの言うことは比較的素直に聞いたりする。あと彼が作るローズティーが密かに好き。でも素直じゃないので素直に褒めない。 二人に対しても皮肉ばかり言ってしまうけれど、離れていかない彼らのことは大事に思っているし甘えてもいる。ならもうちょっと素直になればとも思うけどクソツンデレなので素直になれない。

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