タグ： 藤双樹 サンプル改変『Crumble＿Days＇』

【経歴】 　馴染市の公立高校に通う、右目の眼帯がチャームポイントな、恋に恋するお年頃の少女。 　おっとりした喋り方、天然気味な受けごたえ、頻発する遅刻欠席早退などの要素から、クラスメイトには病弱であまり学校に通えないお嬢様なのではないかと噂されている。 　その正体は馴染市UGN支部に所属するチルドレン。最近よその支部からの派遣された身であり、まだ馴染市には馴染みきっていない様子。 　生れつき右目に高濃度のレネゲイドが宿っており、出産時にそれで母親を焼き殺した過去がある。その事件を契機にUGNに引き取られ、以来赤ん坊のころからチルドレンとして育成された純粋培養。父親が生きており、親戚関係も健在らしいというのは近年知らされたが、興味は薄い。 　右目は現在、暴走こそしないものの完全な把握には至っておらず、抗レネゲイド加工を施した眼帯で封じている状態。 　柔和な外面は内に秘めた苛烈な性分を緩和するためチルドレン担当官が刷り込んだ『鞘』であり、興奮時に『刀身』が顔を覗かせることがある。 　特に彼女のレネゲイドが結晶化し、内から漏れ出す炎で焼けただれた異形の右目を見た者は無条件で殺意の対象となりうる。 　長年の指導でUGN上位者の命令はその状態でも受け付けるほか、仲間、庇護対象と定義された相手にもすぐさま殺意を実行に移すことはなくなったが、危険なことに変わりはない。 　趣味は鍛冶。 　貴重な休日は自身の工房に立て籠もり、全裸で髪を振り乱しながら（《不燃体》では衣服を保護しきれないため）、素手で燃え盛る金属を打ちのめし続ける（《直接触った方が《温度調整》の精度が向上するため）、まごうこと無き変態である。 　なお、そこまでやっても彼女の性分は破壊に大きく偏っており、けっこうな頻度で駄作が排出される模様（【感覚】1。《芸術：鍛冶》は1/10でファンブル）。

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