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明るく爽やかだが、時々とんでもないことを言う男。大富豪で、いつも質の良い青色のハンカチーフを胸に差し、黒曜石のカフスを身につけている。 手品が得意で、時折披露する姿が見られる。 _____ ロンドンには「怪盗・コバルト」がいる。美術館、博物館、そして大邸宅……数々の厳しいセキュリティを潜り抜けて華麗な犯行を繰り返す「怪盗」である。 警察機構を嘲笑うように、彼は毎回優雅な予告状をだす。群青のシーリングスタンプ、青の封筒。筆跡が毎回違う予告状を。 正体不明の怪盗は、今日も夜に踊る……。 阿笠碧こそが、コバルトの正体。原初のアルカナの一部メンバーしかこのことは知らない（PCたちは知っていてもいいし知らなくてもいい。総統は知っている） 「美学」と呼ぶべきものを追い求めて、物語の中の怪盗を再現している。 ＿＿ 死に分かれた兄がいる。心から尊敬し、嫉妬し、羨望した兄だった。 誰よりも気を引きたい「探偵」だった。 しかし、ただの一度も彼と「怪盗と探偵」にも「兄と弟」にもなれなかった。 カフスは、兄へ挑戦状を送りつけるために盗んだ美術品である。なお兄は来なかった。

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