タグ： ざいちか 022

元サブカルサークル所属。愛称は”天使”。同じサークルに所属する天海王慈が彼を”天使”と呼ぶので周りも便乗して”天使”と呼んでいる。どうしてそう呼ばれているのか本人は理解していないが、小さい頃は天使のようだともてはやされていたのでわりとすぐに順応した。 容姿端麗でおおらかな性格。その上皆に分け隔てなく優しく、天使と呼ばれるに相応しいと言える。女装していることは公言済みなので彼の周りにいる大体の人間は知っている。イジメられそうなものだが何故かイジメられなかった。何でだろうね。 現在は女性向けブランドのデザイナーとして働きながらネット上で自身が製作した衣装の販売を行っている。いつか自分で店を開くことが当分の目標らしい。彼の作る衣装は店でもネット上でも男女共に非常に評判が良く、そう遠くないうちに念願が叶いそうである。 幼少期は母がプロのオペラ歌手ということもあり、そんな母が大好きで真似るようによく歌を歌っていた。彼の歌声は実に美しく、可愛らしい見目も相まって、聞いた者は皆口を揃えて天使のようだと言った。しかし、それも昔の話。時というのは無情に流れるもので、成長するにつれ今まで出せていた音が上手く出せなくなっていった。それにより皆の期待に応えられなくなったとか母からあれほど歌はやめなさいと忠告してあったのにと非難されたとか悲しむ理由を挙げればキリがないが、それよりも、何よりも純粋に自分の好きな歌が歌えなくなってしまったことを悲しんだ。自分では母のような綺麗な音は出せないのだとひどく痛感してどれだけ泣いたことだろうか。そんなときに彼に影響を及ぼしたのは、やはり母の言葉だった。母は昔から彼が歌うことを好意的に見ていなかった。それは嫉妬だとか嫌悪だとかではなく、いつか歌えなくなる日が来ることが分かっていたからである。だからこそ、思わずにはいられなかった。彼が”女の子”だったら良かったのに、と。そしてついぽろりと口から零れてしまった。純粋さが仇となって母の言葉を鵜呑みにしてしまった彼は女装を始めた。と言っても中学・高校では秘密にしており、表立って始めたのは大学から。今のように隠さなくなったのは天海王慈のお陰なんだとか。 先ほどからちまちまと挙げられている”天海王慈”だが、彼とは高校からの付き合い。普通とは言えない出会い方をしたものの非常に慕っている。幸か不幸か恋愛感情はないらしい。はよ結婚しr(((殴 誕生日:4/4 誕生花:カスミソウ 花言葉:清らかな心 【通過シナリオ】 ・王子は僕と世界を騙る ・038 ・やさしい天使の殺し方(KPC)

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