タグ： 遺伝子の探索者

おれ/君 背が高く非常に顔立ちの整った男性。 真っ白い肌に目尻に引いた青いアイライン、唇を薄く覆う淡い水色のルージュと、身なりには気を使っている様子。 その見た目から芸能人か何かと思われる事もままあるものの、実際の所は新進気鋭の落語家、白露亭時雨のマネージャーである。 裏方なのだが目立つ。その顔面も身長も含めて目立つ。顔で仕事をもぎ取る事も稀によくある。 性格は強か。穏やかそうな口ぶりだが譲らないところは全くもって譲らない。柔らかいもの程折れにくいを体現しているとも言う。 表立っては明かしていないものの、現在は白露亭時雨…もとい神立雨月と同棲中である。ストレスフルで胃痛に顔を歪める彼の身を案じてはしょっちゅう胃薬を買って帰っている。 －－－以下ネタバレ－－－ 特徴『一時的な器』...精神体の存在が一時的に受肉している状態。HP が 0 以下になった場合、 すぐさま精神と肉体の分離が行われてしまうため死亡判定となる。 分離した場合、もとの神としての存在には戻るが、存在は曖昧になり探索者の前に姿を現すことは当分難しくなるだろう。 『この雨が止むまでは』 KPC。 ENDB-2『また雨が降る夜に』にて人間の身を受肉して現世を生きる神である。 かつてはケノイと呼ばれていた、神立家近くの地蔵を依代に生まれた神。 昔々、神立雨月の曽祖父がした約束を果たすために、彼の血に宿る龍神の力を貰うために、彼へと近づいた。 彼に自分との子を産ませ、その力を貰うつもりだったものの、彼と過ごす時間が存外楽しく、また彼から呼ばれる名前が存外心地良かったため、やっぱり雨月が死ぬ時にその身を貰おう、と約束を先延ばしにした。 そして暫くの後、彼がすっかり日常に戻った頃、宝珠の力を使って人の身を受肉した神は、またあの時のように、今度は雨月に付けてもらった名前を携えて彼の元へと舞い戻った。 …と言うのが事のあらましである。 性格は一言で言えば「良い性格」。性格が良いでは無く、良い性格をしている。 元々神だった事もあり、人間らしい感情の機微に疎い。曽祖父と過ごしていた頃の全く理解していなかった時代に比べれば、知識として覚えただけまだ成長したのかもしれない。そのレベル。 約束の対象である神立雨月に執着している。好意を抱いているが、自覚は薄い。ただ、彼は自分の物であるとの認識は強く持っている。飄々と笑う雨月さんの顔が歪むのを見るのが好き。性癖がゴミ。 神としての権能を存分に活用し、受肉の際に周囲の人間の記憶操作をして彼のマネージャーの枠へと収まっている。 いずれ彼が死ぬ時にはその身全てを貰うつもりでいる。一思いに欠片も残さず食らってしまおうか、それとも存外に楽しかった人の真似事を引き伸ばして楽しもうか、はたまた…と楽しみにしながら、人の身の儚く短い時間を満喫しているところ。 約束事以上に抱いている好意と執着を自覚すれば、いずれ来る彼の死後、その宝珠と神の力をもってして、自身の嫁であり、所有物たる贄として、食事となる子を産む母胎として、受肉させ愛でる日々が続くだろう。 残念な事に、あの日隠した真名は神の手に握られてしまったのだ。神自身があの地を離れるだけの力を得てしまった以上、ただの人間ではもう逃げられはしない。

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