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柚　秋宏(ゆず　あきひろ) ドロップアウト・ディスパイアHO殺人 もともとは大学病院の外科医をしていた。 結婚したばかりで幸せの絶頂にいた。 そんな中、夕方に妻が事故に遭って運ばれてくる。たまたま秋宏が救急外来の当番の日だったので緊急オペを担当。 その後なんとか一命を取り留めた妻だったが、他の医者が処方した薬が間違いで命を落としてしまう。 激怒した秋宏はその医者に詰め寄るが、権力差のせいで自分が処方したことにされてしまう。 大学病院をクビになった後に医療ミスした医者を殺害。そのまま死のうと思っていたところに自分を殺そうとしてくるHO届人と出逢う。 その時のHO届人に妻を重ねてしまい「この人に殺してもらいたい」と瞬時に思った。 しかし「つまらない遺書を書きそう」という理由で殺してもらえない。 今はHO届人に殺してもらうために(興味が湧きそうな遺書を書くために)、HO届人が殺したいと思う人間を殺している。 日中は裏社会の人間御用達の診療所をしている。その関係もあり銃も入手した。 患者だろうが善人だろうが、HO届人が遺書を見たいと思った相手は全て殺す。依頼もHO届人の許可があれば受ける。人間関係も金儲けもどうでもいい、死んだような男。 「いいな、お前に殺してもらえた人間は」 「こいつがあなたの遺書を見たいって言うんだ。殺されてくれ」 －－－－以下ドロディス秘匿内容を含む－－－－－ 「HO届人に宛てた遺書」を持ち歩いている。 つまらないものを書きそう、と言われているので殺しを行うたびにアップデートしている。そのため常に最新の遺書を持ち歩いており、部屋には過去作が多く残されている。 「これが今の私の最善だが、やはりつまらないのだろうか」 遺書 「アズライールへ これを読んでいるということは、やっとお前に殺してもらえたのだろうか。 それともほかの原因で死んでしまったのだろうか。だとしたら残念だ。 死ぬはずだった私を生かしてくれて、居場所を与えてくれてありがとう。 あの時は心の底から死にたいと思っていたが、今は少し、この生活が気に入ってしまっている。 本末転倒だ。妻にはもう顔向けなどできない。 最初に人を殺した時から、どうせ地獄に落ちるとわかっていけれど。天国にいるであろう善人の妻にはもう会えない。 だけど、お前と過ごした日々も楽しかった。 絶望しか残っていないと思っていたが、そんな中でも楽しみを見つけることができた。 地獄に落ちるまで、お前と過ごした絶望を楽しむことができた。 ありがとう。 」

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