タグ： 海も枯れるまで HO1

容姿の美しい医学部1回生。他人への不信感やコンプレックスによる極度のストレスを抱えており、2年前から精神科に通っている。リストカット、首吊り自殺、処方された精神薬によるOD自殺を試したが、どれも上手く死にきれず現在に至る。幸い、後遺症なく回復したものの「自ら命を絶つこともできないのか。自分は出来ぬことばかりだ。」と更に絶望し、未だ消えぬ希死念慮に悩まされている。 自殺に関するニュース記事や統計を読み、自害の方法を模索している。時折、5階建てのビルから自殺を試みた人や、睡眠薬を大量服用して自殺を試みた人らが命に別状はないとの新聞記事を読んでは打ちひしがれている。 他人への不信感は彼女なりの自己防衛の術なのであろう。悲観的に捉え、斜に構えることで後の心的ダメージを最小限に抑えている。 また、彼女の中に芽生える希死念慮は複合的な原因が絡み合っているが、とりわけこの不信感がこそ希死念慮を生む大きな起因だ。他人への不信感を拭えずにいる理由は様々である。懐疑的な家族の生き様や思考、信用していた友人がとっていた建前の態度、彼女の外見のみをもって他責する人々、そして何よりも自分自身が臆病のため心の内を語れずにいること──そうした心を許せる相手の居ぬ環境と己の性格により他人への不信感と希死念慮が生まれるのである。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ