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天見 太陽(海も枯れるまで HO1 通過済み) ━━━━━━━━━━━━━━━ 気さくで温かな優しい性格。 笑顔が眩しい、名前が身をうつしたような人物。 ━━━━━━━━━━━━━━━ ○クトゥルフ2015 職業一覧より 【芸術家】 職業P→EDU×10+DEX×10 ○英語初期値→EDU×2 (小中高大と教養を身につけているため) ━━━━━━━━━━━━━━━ 彼は、音楽を愛している。 音楽は彼の世界そのものだ。 天才ヴァイオリニストと呼ばれ、 幼い頃から脚光を浴び、若いながらに世界中を飛びまわるような才能の持ち主だった。 しかし、ある日を境に突然としてヴァイオリンが弾けなくなってしまった。 手を怪我した訳でもない。耳が悪くなった訳でもない。 ただ、本当に突然の事だった。 自分には、ヴァイオリンしか取り柄がないと感じていた彼は直ぐにその世界から身を引こうとした。 しかし、世間がそれを許さなかった。 だからこそ努力した。 また、舞台に立てるように。 いつか、前のように弾けるようになるんじゃないかと信じ、何度もそれに手を取った。 が…しかし、全く上手くいかない。 ヴァイオリンを構え、弓を持つとどうも手が震えてしまう。指が上手く動かず、音が取れない。身体が強ばるような感覚に襲われる。 そのせいで頭が真っ白になってしまう。 周りからの視線が怖くて、動悸が激しくなり嫌な汗すら流れてくる。 弾けない理由は分からない。 ただ、何故か弾きたいのに弾けない。 それは、彼を絶望の淵に立たせるのには容易い事だった。 そして彼を追い立てるように、自分自身とも言えるヴァイオリンを失った彼を他人は嘲笑い、後ろ指を指した。 時が経ち、自分自身に価値を見いだせなくなった彼は、音楽を嫌った。ヴァイオリンを嫌った。 自分を嫌った。 彼は音楽を愛せなくなった。 そして彼はこの世界を愛せなくなってしまった。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 【補間付きの設定】 幼い頃から他の人より浮いていたのはわかっていた。 金と地位しか取り柄のないような両親と何故か他人の目を引いてしまう容姿。 そんな自分を見て周りの人間は変なレッテルを貼ってくる。 太陽のように眩しく、天使のようにうつくしく尊い存在だと。 だからか、友達も上手く出来ない。大人は割れ物を扱うかのようにふざけた笑顔を貼り付けて媚びを売ってくる。 子どもたちは、異物を見るような目で距離をとってくる。 そんな訳あるか。こっちだって人間なんだ。 そんな言葉吐ける訳もなく何となく流されるように生きてきた。 ただ、たった一つだけ自分の意思で始めたものがあった。 ヴァイオリンだ。 両親も先生もクラスメイトも他人も皆、これの前には口を閉じてただ耳を傾けてくれる。 変なレッテルとかそういうのじゃなくて、自分を見てくれるとそう思っていた。 今思えば、天才というレッテルが貼られていた時点で何か違かったのかもしれないが、幼い自分にとってヴァイオリンは最高の相棒だったのだ。 ただある日、突然弾けなくなった。 そして言い渡されたのが 『局所性ジストニア』 相棒にすら裏切られ、訳の分からない病名を渡されてしまった。 治る病気らしい。 でも、一向に良くなる気配がない。 裏切られたという気持ちと、世間の目などといった焦燥感が更に病気を悪化させていく。 気づけば、病気の事など忘れて、弾けない理由もわからなくなっていた。 身体所か精神も蝕まれているのにも気づかず、ただ日々を消化していくだけ。 あんなにもてはやしていた奴らは、弾けなくなった瞬間、汚く痛い言葉を投げつけてくる。 なにもかも嫌になった。 周りに振り回されて生きてきて。 どうしたらいいか分からなくなって。 人前で意見を言うことも。 人前で表情を崩すことも。 人前で楽器を持つことも。 そして、生きることすら嫌になってしまった。 ━━━━━━━━━━━━━━━ アオイくんへ 君には話しておきたいことが沢山あるんだ。 会ってすぐの人間の話だ。不愉快な気持ちになったりしたら読むのをやめていい。 ただ、俺の気持ちを綴っているだけだから。 ここに来る前の俺は全部が嫌になっていて、ずっと耳を塞いで何も聞こえないフリをしていた。 世界を見ないフリをしていたんだ。 この島に来て、最初こそ島の人達からの扱われ方は少し苦手だった。ちやほやされたりするのはあまり得意じゃなくて。 でも、それも彼らの優しさあっての事だって、色んな人と話して気づいたんだ。 先生に心配されたり、笑いかけてもらう度にその優しさに負けそうになった。 島の人達に出会って人の温かさって本当にあるんだな。この人たちは血の繋がりがなくても家族なんだ。って思った。 そして、アオイくんと一緒に過ごしてとても心地が良くて、まるで君が本物の弟のように感じたんだ。 こんなにも綺麗で温かくて優しい場所は、俺にとって初めてで。 ずっと、ここに居たい。 そんなふうにも思えてしまった。 だけど。 俺を歓迎しない人がいるのも知ってる。 彼が悪い人じゃないのは、分かってる。きっと何か理由があるんだろう。 だからこそ、もう、どうしたらいいか分からない。これが本音。 君の自由にしていいと言われたけど、今までそんなこと言われた事もなかったから分からないんだ。 だから、ここに居たいなんて愚かな気持ちがこれ以上強くならないように。 悩んでいる暇があるのなら、本当にここから離れた方がいいのかもしれない。だって、君たちに迷惑はかけたくないから。 それでもね。 こんなにも美しい海を教えてくれたこと。 俺にこんなにも幸せな時間をくれたこと。 言い表せないくらいに感謝してる。 君は、俺に波の歌を聴かせてくれた。ずっと塞いでた耳が久々に聴いた音楽がこれで良かった。 ありがとう、アオイくん。 君に幸ありますように。 天見太陽 ━━━━━━━━━━━━━━━ 海枯れHO1⤵︎ ︎ 「あなたはとても美しい自殺志願者である。」 ■APP18の美しい容姿である ■性別は男女どちらでも構わない ■年齢は 20 歳以上である ■都内在住 ■探索者は自殺したいと思うほど、この世にとても絶望を感じ、追い詰められている。必ずそういった設定を付けるようにしてください。 死に場所や死に方を日々模索しており、その 為手首や首元、身体のあちらこちらに自傷行為の痕がある。 (アイコンや立ち絵には痕を描かないようにお願いします) ■セッション開始は日常後、見知らぬ砂浜で目を覚まします。

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