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2015私立探偵ベース 大阪育ち。 幸せに生きると…いう名前に…おおいに…負けている… 地元にいたら鳥の糞は規則的に落ちてくるし何故かいつも卵のカラが入ってるし、トラックが走ってきてあぜ道に何度も落とされ、これはここから逃げた方がいい！と20で上京してきた！ でも、不幸の神様は俺に首ったけやったらしい(？) こっちに来ても美人局に合うわ、傘は取られるわ、マンションは俺の横の部屋の人がぼや火事出してなぜか隣の部屋より俺の部屋のが焼けるわ、 同時にオヤジ狩り(？)にあって殴られて財布すられてボコボコ… そんな時あの子に会ったんや。 ゴミ捨て場に捨てられてた俺を拾って、俺に助手になってよとにこにこと手を差し伸べてきた。 唯一の救いの手に思えて、俺はその手をとった。 実際女神やったみたいで、彼女はラッキーガールってやつやった。有名人でもあったみたいで、なんでこんなゴミ捨て場の男なんか拾ったんやろって感じやけど… 彼女は俺に幸せと思える平穏な時間をくれた。これは人生初めてやった。家族といる時でさえ不運に見舞われるから、周りも巻き込んで殺しかねへんのちゃうかと物心着いたヒヤヒヤしとったけど、 彼女といる時は大丈夫や、と安心する。 なんやろな、飼い主でもあり、年下やけど姉でもあり、上司でもあり。ある種女神でもあり。 楽しそうに色んな場所に駆けていく彼女の曇りない笑顔を見るのがすきやし、 置いてかずに振り返って俺を待っててくれるとこも、嬉しく感じてしまって。 破天荒な彼女に「あ~~~待って待ってほら、こけるで！」と苦笑しながら後を追う毎日を俺は結構気に入ってる。 そーんな感じ！ 彼女のこと、そして自分の身に起こることを記録するのが日課。タイプライターで毎日記している。

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