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小花衣芳乃 女子高生 ○通過シナリオ ・深淵虚構のディメンション(HO2)(完全生還) ・花歌こぼし、骨に口づけ(KPC)(ロスト) 以下シナリオネタバレ有 両親からネグレクトと虐待を受けながら育ってきた少女。児童相談所に保護されたこともあったが預けられた一時保護所でいじめに合い、何度か施設を転々としたがどこに行っても他の人間から排除の対象にされてきた。原因はなにか分からないが、施設の人が「今までこんなことなかったのに」「あの子のせいなんじゃ？」と話しているのを聞いてから、自分の味方はどこにもいないんだと理解してしまう。ただ、どこに行っても同じような目に合うことから本当にもしかして自分のせいかもしれないと心の奥で少し考えるようになってきた。 年齢を重ねるごとに「他の人間も同じ目に遭えばいい」「自分と同じ痛みを味わせてやれ」という思いが心の奥に湧いてきてしまうように。ただし彼女自身がその痛みを1番理解しているため、他の人間を傷つけることは何があってもしない、したくないと思っていた。しかしどれだけこんなことを考えたくないと思っていてもここ数日、頭の中に別の何かが住み着いてしまったようにそんなことばかりが頭を占めていった。そんな時、いつもの様にクラスメイトから暴力を振るわれていた時に自分の脳内に湧いてきた害意から無意識に相手を突き飛ばしてしまう。それが原因で相手は頭を切り、病院沙汰に。自分は人を傷つけない、あの子達とは違うんだと思って過ごしてきた分余計にショックが大きく、このままだと他の人間も傷つけてしまうと思い今までは未遂で終わってきた自殺を決行しようと決意する。 ーーー 現在は親子関係の問題が解消されたとして両親の元に戻されている。暴力を振るわれることはなくなったものの、いないものとして扱われており、生きていくために必要な最低限のもののみ与えられるという生活を送っている。 昔から絶えず何かしらの傷を負っているが、適切な手当がされていないせいで殆どが痕になって残っている。大体が服を着れば隠せる場所かので夏でも長袖を着ていることが多く、肌の露出箇所は少ない。また幼い頃に受けた暴力により左目の付近に大きな傷跡が残っており、前髪を伸ばして隠している。 ーーー 他者に対して強い恐怖と嫌悪感を持っている。彼女にとって人間は自分のことを排除しようとする存在のため、きっと人類はすべて自分の敵なのだと思い込んでいる。そのため人との接触をひどく嫌がる。誰かに優しく撫でられたこともない、手を繋いで歩いたこともない、小説の中の子達は皆きらきらしてて、「幸せ」「楽しい」って言うけど自分は体験したことがないので言葉の意味をちゃんと理解していない。 持ち物:100面ダイスのキーホルダー 世界が悪意に溢れ出した頃に貰ったもの。誰から貰ったかはよく覚えていない。何となく大切にしていたが、長年持っていた事により摩耗しており今はボロボロである。 〇通過シナリオ 「深淵虚構のディメンション」HO2　END「新次元(ニューディメンション)」 不定の狂気:フェティッシュ 神無月健と堺健太に対して異常なほど執着する(5ヶ月)(永年フェティッシュ) 健くんはたくさんのことを私なんかに教えてくれて、たくさんの物を与えてくれた。それだけじゃなくて、私のこともお兄さんのことも救ってくれた。健くんのおかげでお兄さんにお礼を伝えられたけど、健くんにはどれだけ「ありがとう」って言っても足りないな……今度は絶対に傷つけない。絶対に2人のこと守るから。がんばるね。 ・花歌こぼし、骨に口づけ 本当に健くんのことを思うならね、無理矢理にでも時送りの呪文を使っちゃえばよかったんだよ。だけどあの時みたいに君とぶつかり合ったのは結局私が君に選ばれたかったなんだと思う。ごめんね、私は健くんが一緒にいてくれたらって心のどこかで願ってたんだ。 魔力が馴染んでしまったらもう本当にどこにも連れていってあげられないし、おじいちゃんにもおばあちゃんにもなれない。それでも健くんに魔力を注いだんだから、私はひどい人間なんだよ。ごめんね。それでも君が、私と一緒にいる選択をしてくれてすごく嬉しいんだ。 けんにぃ、健くんを閉じ込めてしまってごめんなさい。ひとり置いていってごめんなさい。傷つけて、ごめんなさい。それでも私、けんにぃのこともだいすきでいたい。

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