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作家ベース：将来の夢は作家 「夏に隠れた赤」時点 七歳の、小学二年生。華奢な見た目をしており、幼い現在は女の子のように見える。 祖父の家には母が着ていた服があり、大抵それを着ているので勘違いは加速する。 スカートも履くが、本人にはまだ性別の概念が薄く涼しくて良い、くらいしか思っていない。 司（つかさ）という兄がいた。兄がいた頃はまさに理想の家族だった。 共働きではあったが夕食は母の手料理で、学校行事には必ず来てくれた。暖かく、幸せな家庭だった。 そんな家庭にヒビが入り始めたのは、兄の反抗期から。中学生の兄は、門限を破るようになった。 やがてそれが繰り返されたれ、ある日、万引きで呼び出された。 通報はされなかったが、その後も深夜外出による補導、器物破損、喧嘩と兄の素行不良は続いた。 母は些細なことで怒ることが多くなったし、父は家でもよくお酒を飲んだり煙草を吸うようなった。 そしてこの頃、父の煙草に直はひどく咳き込み止まらなくなり病院へと向かうことに。 喘息とともに、念のためで受けた検査により消化器官に悪性のポリープがあることが発覚。 急遽、入院することとなった。 そこから一年ほど手術と転移の発覚が繰り返され、最終的には完治不可、次の誕生日は迎えられないと余命宣告をされた。 母はただ一言「わかりました」とだけ告げると、疲れ切ったような溜息をつくだけだった。 手術により体力が削れたこと、若干の身体の動きにくさ、そして毎日苦い薬を飲まなくてはならないことを除いて、いつも通りの生活に戻るのだと、直は思っていた。 家に帰ると兄はいなかった。 司は以前より同級生をいじめており、その復讐に遭い腹部を十数か所刺され死亡。 相手は園田司を殺害した後、教室の窓から飛び降り死亡した、らしい。 直にはなにもわからなかった。 ただ兄は死んだこと。自分はもうすぐ死ぬこと。引っ越しの間、祖父母の家に行かなくてはならないことだけはわかった。 優しく、まだまだ甘えたなところのある普通の子ども。 一年の入院により、大人しく良い子でいるということを覚えたが基本的には好奇心が旺盛。 ちなみに入院中にもお勉強はちゃんとしていたので、同じ学年の子以上にはできる。 自分の名前が全部漢字で書けるようになったことが嬉しくてみんなに自慢したいお年頃。 一人称：なお 二人称：～ちゃん、～くん 好きなもの：ハンバーグ、みかんゼリー、ビーズとかのきらきらしたもの 嫌いなもの：ピーマン、たばこの煙 「青の声がした」時点 高校二年生。成長期で身長がグンと伸びた。 目つきがあまりよろしくないが、本の読み過ぎで目が少し悪くなってしまったせい。眼鏡をかけるかどうか悩み中。 基本的には人と話すよりも本を読んでいることの方が多いが、別に人嫌いをしているということもない。友人もそこそこ。 好きなジャンルは”小説”というよりは詩やエッセイ。 一人称：僕 二人称：キミ、名字＋さん、くん 好きなもの：コロッケパン、いちごみるく 嫌いなもの：ピーマン、消毒液のにおい 誕生日：2/28 血液型：AB 利き手：右→左 カラーコード：e60033(あか) 後遺症： ・右腕の欠損 経過シナリオ 「夏に隠れた赤」HO1 以下シナリオのネタバレあり 「夏に隠れた赤」 ED１：赤に隠れる 7歳　138cm　25kg ＜後遺症＞HO1のみ手首に彼岸花のような痣が残る。 ちか、もういいかい。 「青の声がした」 HO・夢 あなたはここ最近、頻繁に夢を見ていた。 夢の内容はよく思い出せない。 ただ、強く誰かを呼び求めるような夢だったように思う。 この夢を見たとき、決まって朝になると涙を流していた。 そして気づくことだろう。夢を見るたびに、少しずつ、手首の痣の色が強くなっていることに。

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