タグ： 静なるテロリスタ HO美術家

クトゥルフ2015　p.7　芸術家（基本） 職業技能：言いくるめまたは説得、芸術または製作、心理学、目星、歴史または博物学 　　　　　＋3つ選択：コンピューター、写真術、生物学、天文学、芸術または製作 　→取得：説得、芸術（絵画）、心理学、目星、博物学、写真術 カラーコード5AFF19　ライムグリーン 虹見 若（にじみ わか）。29歳。ミラノ在住。 背は低い。厚底込みで150cm行くか行かないか。 頑張ってフレッシュなままでいたいと思っているアラサー。ババアは禁句。 見た目が幼いため、酒を飲もうとするとしょっちゅう年確される。ちなみにザル。 困ってる人がいたらとりあえず声をかけちゃうタイプ。 著名な油彩画家。 成人前は特段目立たない外見と控えめな性格だったが、さまざまなストレスが原因で色々爆発した。 病んでいた時期にアトリエ内で暴れ散らしたことが何度もあり、床や壁には飛び散った絵の具が掃除されないまま残っている。 描きかけのままパレットナイフでズタズタに引き裂かれたキャンバスは数知れず。ただし完成していた作品はひとつも被害に遭っていない。 現在では病み期を抜け、どこにいても目立つし一発で画家とバレにくい見た目に変化した。 『自分の作品に魅了された人たちを最後まで魅了する』という信念のもと、命を削る覚悟で一つひとつ仕上げている。 作品が完成した翌日は大抵一日中寝て過ごす。 作品や自分に対する評価を聞くのはあまり好きではないが、具体的な金額を挙げて褒められるのは好き。だった。たまに謎の虚無に陥るものの、人から感想を聞くようになった。 美術品に対してその人が感じたように受け取ってほしいと思っているため、自分の作品にもあまり説明は付与しない。 日本にいる親とはほぼ絶縁状態。大好きだった祖父が亡くなった時に連絡があったが、それっきり。 一時期ものすごい回数ひったくりやスリに遭った経験から、外出時は靴の中敷きの下に紙幣を数枚忍び込ませている。 ☆宇宙に最も近い密室☆ 現在は日本とイタリア以外の諸外国を回り、各地で風景画を描いてはその場で売り捌き旅費や画材の購入費に充てている。 いつか日本に帰国したら、なぜか手元に入った莫大な資金を元手にして個展を開く予定。美術館で世話になった3人には貸切で招待したいなと思っている。 そろそろ祖父の墓参りにも行きたいが、まだちょっと気まずい。 ☆通過シナリオ ・静なるテロリスタ（HO美術家） ・埋蔵金の村 ・宇宙に最も近い密室 ・VOYAGER be COMETEOS（KPレス） ・いっしょにかえろう ここ最近の作品例 ◯境界線 エテルノ美術館に展示される予定の作品。過去に開催された公募展では2位に選ばれた。 登り始めた朝日がミラノの街並みを照らしていく光景。影の部分やまだ陽の当たっていない場所は何色かを混ぜた青で塗られ、心なし輪郭がぼんやりとしている。陽の当たっている場所はしっかり輪郭がとられているが、太陽に近い場所は白く光って建物がよく見えなくなっている。 なお、日なたと日陰の境界はぼやけて非常に曖昧な描写になっているため、ぱっと見はタイトルに反した作品。 ◯悔悟 混ざりけのある黒い闇を吹き飛ばすような眩い光に向かって進む幼い子ども。光の中心には何も無く、しかし人型の影が大きく後ろに伸びている。影の中にはうっすらとどこかの道端で真っ白な手の誰かが何かに手を差し伸べている光景が見てとれる。 新作は普段公募展やどこかからの依頼で世に出されることが多いが、この作品だけはタイトルただ一言のみ添えられただけのまま自身のブログに公開され、3分もしないうちに削除された。 削除されるまでに閲覧した者はそれほど多くなく、現在では『誰かがブログを乗っ取って投稿したものだったのでは？』という見解が一般的。 本人に聞いてもただ首をすくめて立ち去るのみである。そのため本人が描いたものかも不明なので、これを若の作品として紹介する者はほとんどいない。 以下、バレ含む追記あり ☆静テロバレあり ストレスの原因はあの日の出来事が９割。お前のせいでこうなった。 若の中では完全に「私の作った作品のせいでカミロさんに道を踏み外させてしまった」という解釈。公募展から約一年ほど、美術品や自分の作品が生み出す他人への影響力を恐れるあまり筆を持てなかった。 カミロが対価だと言った13人の犠牲とカミロの魂は若にとっては身に余りすぎて受け止められないものであるため、捧げられてしまった分に見合うくらいの傑作を生み出さねばならないという責任感で現在活動している節がある。 『悔悟』はカミロとの出会いと彼を眩しく感じていた幼い自分が題材。途中何度も涙が出るわ過呼吸を起こすわ熱を出すわ嘔吐するわでとんでもなく精神に負担をかけて完成された作品となった。 現在は厳重に布をかけた状態で自宅のどこかにひっそり保管してある。 祖父と仲直りをしないまま出国した。 最初は向こうに着いたら連絡しようと思っていたが、イタリアの素敵な景色やあてがわれた広い自宅、自分だけのアトリエに夢中で忘れてしまっていた。 次に思い出した時は公募展間近で、この展示でいい結果を残せたら連絡しようと決心して作品に取り掛かったが、結果が出たその日にそれどころじゃない騒ぎになってなあなあになった。 絵を描くのを再開して少し経った頃、それまで一度も連絡をしなかった実家から電話があり、祖父の死を知らされた。 カミロが直接会いに来ないことに腹を立てているつもりだが、内心ほっとしている。 まだ幼く、彼の言うことを無理矢理飲み込んで返事をしてしまったあの時のことを後悔している。 時系列：事前導入→病み期→『悔悟』完成→イメチェン（病み期終了）→活動再開→祖父死亡→2021年 謎の虚無に関して→カミロのせいで人から感想を聞くのが怖くなってしばらく逃げていたのが、自分の作品に対する他人からの熱量を少しだけ受け止められるようになってきた。が、カミロからの言葉がいちばん嬉しいしいちばん欲しい気持ちが根底に残り続けており、その辺の容量がデカくなると「この言葉じゃない」と拒絶反応が発生、虚無に陥る。 持ち物追加：レンズの割れたメガネ

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