タグ： ゆめはく きちょう

岡山弁と関西弁を混ぜたような口調で話す男。 気に入らないやつにはとことん口が悪くなる。 小さい頃貧しかった木兆の唯一の楽しみはラジオから聞こえてくる櫃島の落語。 言葉を自在に操りさまざまな世界へ連れて行ってくれる落語は幼い彼にとって夢のようなひと時を提供してくれる物だった。 家が少し裕福になりお小遣いを貰えるようになった頃、木兆はお金が貯まるとすぐに劇場に足を運んだ。将来はこの人達の様に巧みな言葉で人の心を動かし夢を与えたいと思い、落語家を目指す様になる。 街に蔓延っているヤクザは暴力や脅しを平気で行っており、自分の夢とは対照的な彼らを嫌うのには十分であった。 木兆は才覚を表し若手ながら人気な落語家になることができたが、それに対して気に入らない奴は多く遂に路地裏で絡まれ殴られそうになる。 そこを助けたのが激昂であった。 暴力や恐喝が大嫌いなのに、それに助けられたことが木兆の中では何よりも許せなく、それをさも当然かの様に振る舞う激昂に腹が立った。 そこから何かと激昂とエンカウントする様になり、その度に悪態をつく。ムカつくから。 名前はおかやま夢白桃が由来。 芸名は桃樂亭白兆。

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