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8年前に実の母を事故で亡くし、それ以降は仕事で家を空けることが多かった父の代わりに兄が保護者として世話を焼いてくれていた。 そんな経緯もあってか、兄に対しては少し特別な感情を抱いている。 数年経って父が再婚してからは、義理の母や義理の妹ともすぐに打ち解け、自身も家事を手伝うようになった。 その反面、自由な時間を持てるようになった兄が自身のことにかかりきりになることが増え、話す機会が減ったことにもどかしさを感じている。 中学3年の夏頃、とある事件に巻き込まれた際に一人のオーヴァードによって命を救われるという経験をする。 その時のオーヴァードに対する憧れから、自らもオーヴァードになりたいと願うようになる。 ほどなくしてレネゲイドウィルスへの感染が確認されたことを受け、近隣のUGN関係者からアカデミアへの進学を勧められ、二つ返事で受諾。 あの時のオーヴァードのようになりたいという夢を追いかけ、期待に胸を膨らませてアカデミアへと進学した……のだが、入学以降は他のオーヴァード生徒達のように明確な能力に目覚めることもなく、一般生徒に交じって授業を受ける日々を送る。 そんな中でも白雪 重祢という親友との出会いや喋る木との交流など得るものはあったようである。 なお、兄がオーヴァードであることは全く知らない。 Jack in The Box クリア 2年進級の直前に起こった事件に巻き込まれ、遂にオーヴァードとして覚醒を果たす。 そしてそれが切っ掛けとなり、生徒会長の雲雀の新たな試みのメンバーとして召集されることに。 親友の重祢や気のいいクラスメイト達と設立した新しい部活の一員として、アカデミアのトラブルシューターとしての生活が始まる。

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