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あねのこうじ かねたか 私/キミ（麿/そなた） 現代に舞い降りた平安貴族。 1年ほど前、平安時代からタイムスリップし、とある裕福な家庭、坂上家に拾われた。 貴族を名乗る偉そうな不審者を家に置いてくれる、心が広く優しいご家庭だが、なんとルーツをたどれば自分の子孫（厳密には兄弟の子孫）らしい。 うむうむ。よく見ると子供たちの聡明そうな顔立ちは麿に良く似ているような気がするでおじゃ。※気のせい でも髪質まで似てしまったのか、明るい茶でくるくるの癖毛の子が何人かいるのが不憫。特に長女はさらさらの黒髪なら良かったのになぁ。※カラーとパーマ ぱっちりとした瞳、軽くウェーブのかかった明るい色の髪と平安基準だと若干イマイチな容姿。 しかし男は家と教養と詩歌の才である。蹴鞠もできる。 177cmは平安基準だとめっちゃでかかった。現代だとまあまあ。 （平安時代の男性平均：161cm） 昔から涙が石になる体質だった。 それがなんと実はめちゃくちゃ高く売れる石だったらしい。 現代に来てから更にお金持ちになった。麿やっぱ持ってんな～～～。 1年経っているので話し方も一人称も概ね現代に即したものが使えるようになっているが、気を抜いた瞬間にふっと出てしまうことがある。 ハニーとの運命の出会いは街で偶然すれ違ったこと。 家族以外の者に顔を見せる=結婚オッケー！ かように美しい黒髪に涼やかな目元をした者が顔をさらすと言うことはつまりそういうことでは？ 家も特定して通い詰めている。100日くらい通ったらよいか？ ストーカーとか知らんし。麿の辞書には載っておらぬゆえ。 【坂上(さかのうえ)家】 父・母・長男・長女・次男・三男・次女・四男の大家族。 父：社会人（50） 母：作家（49） 長男：社会人（25） 長女：大学生（20） 次男：高校生（18） 三男：高校生（16） 次女：中学生（13） 四男：小学生（8） 長男・長女は成人済で四男はまだ小学生。 四男はまん丸の石を集めるのが好き。とっておきの綺麗なまん丸の小石をくれたのでそれを大事にしている。 次男・三男・次女の古典（国語）の勉強につきあったりしている。 仲良し。 金貴が現れてから、坂上家も上向きになってきたらしく、大歓迎されている。 具体的には父親は宝くじが当たり、母親は賞受賞で著作が大ヒット、長男は会社の一大プロジェクトで成果をあげ、長女には素敵な彼氏ができた。 次男・三男・次女は成績が上向きになって、四男は理想的なすべすべのまん丸小石を河原で拾った。

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