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アルコール中毒の父親と二人暮らしで育つ。 父親から度重なる暴力と暴言を浴びせられる彼女は勉強しか逃げ道しかなかった。 進学校に受験が成功すれば父親もきっとまともになる。それに父親を支えていくこともできるはずだと彼女は信じてやまず暴力を振るわれながら高校受験にのめり込み、推薦入学に選ばれる。 彼女は喜び父親に笑顔で伝えるはずだった。 しかし父親は酒気帯び運転とひき逃げで逮捕され、それは学校側にもすぐに伝わってしまう。 短い期間で釈放されたが時すでに遅し。彼女の推薦は取り消され、普通に受験をしたとしても受からないと学校側からも吐き捨てられる。 彼女の努力が父のせいで無に帰す絶望の中、父親から「おめーが娘として努力しねーから俺が事故ったんだろ」という非情な言葉を受け、彼女はできるだけ迷惑に死のうと踏み切り自殺を決める。 そこへたまたま通行人の女性から声をかけられ、 チョコミントアイスを手渡される。恐る恐る口にした瞬間彼女の絶望の世界に爽やかな風が吹き抜けた。こんなにも美味しいものがあったのか。 「これを美味しいと思えるのは神様に選ばれしものだけなのよ。あなたはとても素晴らしい人だわ。」 女性の言葉に彼女は号泣しながらチョコミントアイスを完食し、今の状況を涙ながらに説明した。 「お父さん、チョコミント好き？」という女性の問いに彼女は少し考えて首を振る。 「ではそれは神様に選ばれなかった人間のかたちをした愚かな者だから、あなたには■■する権利があるわ。これを使いなさい。」 女性は笑顔で彼女にサブマシンガンを与えた。 その後彼女は色々あってチョコミントアイスをくれた女性、チョコミン党教祖の三原千代子の信者となる。 今は目が悪いまったく他人のおばあさんに孫と偽り二人で暮らしている。

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