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主に古書を扱っている義足の古物研究家 農家の3男だったため徴兵され、第一次世界大戦に赴き 終戦間近、地雷により左足を失う その際、爆音で耳を潰されたため若干の難聴も患う 退役後は、退役金をつぎ込み古本屋を開き生活している 基本的に商品は自分で読むために集めた物で 店にある本は全て読んでいるという生粋の本の虫 というより本が読めな期間が長くなると 見るからに機嫌が悪くなる上に 見たことのない本を見つけると飛び付いて行く程のレベル もうこれ一種のキチガイじゃねえかな 義足と杖もそろそろ3年物の相棒であるが、 元々運動が苦手であった上、買い出しくらいしか外出せず 自宅で読書に浸っている為に、未だに覚束ない足取りである 絶世の美男子と言って差し支えない容姿の上 元軍人といった経歴から見合い話もよく出るが 片足という負い目と本人の本好きの性格が強烈で 全く上手くっていない 自分が人格破綻していることは理解しているので 結婚とか出来なくても まぁゆっくり本が読めればそれでいいやと思っている 爆発時のPTSDにより 幻肢痛と聞こえないはずの耳に爆音が鳴り響くという幻聴を患う それを紛らわせるために阿片等の薬物を摂取していたが 数年前に阿片が違法薬物となり絶望する しかし本を読んでいるときは痛みが消えていた 彼にとって阿片も本も大して変わら無いもので 別の世界を見ることが出来ればそれで良かった その事に気がついた瞬間目に付いた本を買い漁り読みふけった 現行の本を粗方読み切った後 新たな世界を求めて古書に手を出し、自らも修復出来るほどに精通したが そう見つかるものではない為に、定期的に幻肢痛に苛まれている

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