タグ： いすずがわ りおう

愛想は無いが、医者としての腕はある。先天性のメラニズム、アルビノであり自身の容姿にコンプレックスを抱いていた。両親との関係は芳しくなく、幼少期に容姿的な差別の対象となり、精神的の追い込まれた母親から熱湯を浴びせられ半身に火傷と皮膚がひきつる程度の麻痺を負っている。現在は生活に支障がない程度に回復している。医者を心出したのは、精神的に病んでしまった母親を治療したいことが動機であるが世間の不条理さ、現代の医者の無能さに絶望し、違法な医療に手を出してしまう。 10年前のダム沈没事故以降から、感情が抜け落ちたかのように無表情になってしまった。 違法医療に手を出した時期と同時期である。この村の出身ではなく、外から10年前に医者の助手として移動、数年後に赴任してきた。 10年前の当時の彼は18歳。先代の海ノ明に好意を寄せていた。自身のコンプレックスを非議せず接してくれる彼女に惹かれたからである。秘祭で先代の海ノ明が生贄の一族であると聞かされた日から、この村の秘祭を良く思っていない。人柱などと忌むべき悪しき風習と捉えている。現代の海ノ明には先代の面影を重ねる時もあるが、出来うるだけ感情吐露しないように接している。感情を向けた分だけ喪失感に苛まれるからだ。 この村に伝わる悪しき風習の出所を探るため、人の寝静まった夜間に診療所でひそかに資料をまとめ、いつか真相にたどり着きたいと願っている。なぜ、この村には生贄の風習が残っているのかを。なぜ、「海ノ明」という一族が贄として先祖代々この教えを守り続けているのかということを。 ＝＝＝＝＝ HO情報 ◆HO3：あなたはこの村の医者です。あなたは夜遅くから診療所で資料をまとめています。 秘密：あなたはこの村の秘祭について知っている。10年前、秘祭で自身と親交のあった先代海ノ明が生贄として捧げられている。ダム沈没事故当時、あなたは現代海ノ明とともに外にいたため被害に遭っていない。 その過去を背負いあなたは生きている。この村に対しての感情は好きに設定しても良い。 ○ 推奨技能：《戦闘系技能》《医学、応急》《オカルト》 知っている情報 海還り：日岸村の秘祭。海ノ家で選ばれたものを人柱のように生きたままダムの底に沈める儀式。これにより村の穢れを贄に押し付け10年の厄を払うとされている。 ＝＝＝＝＝ 各NPCへの感情 ◆先代 海ノ明（うみの あかり）→ひそかに好意を寄せていた。 ◆現代 海ノ明（うみの あかり）→贄となる宿命を背負わされ哀れに思っている。自身の幼少期を重ねている。 ◆日岸八重子（ひがん やえこ）→この村の秘祭を執り行っている一族であるため、情報を探りたいと考えている。 ○岸辺一二三（きしべ ひふみ）→ダム沈没事故以降、消息を負っている人物の一人。何があったのかを聞き出したい。 ＝＝＝＝＝ 《エンドC：流れ着く先》 現実世界に帰還しないため、永久ロストとなる。 ＝＝＝＝＝

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