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お母さん・・・どこ？ あ。そっか・・・死んだんだっけ・・・ あは、あはは・・・ 共通HO0 君は孤児院の出身だ。 うろ覚えな記憶の大半は、孤児院での出来事が占めている。 アイン0-1 君は孤児院の中で生まれた。産み落とされてすぐ、誰かに抱きしめられた記憶が確かにある。 腕を背中に回し、「おかあさん」と呼んだ記憶。 あれはきっと、君の母親だろう。かつて“喪失”した母との記憶を、君は取り戻さなければならない。 アイン0-2 孤児院には、男の院長とドロレスという女性、カーロという年下の少女がいたことを覚えている。 院長もドロレスも君にとても優しくしてくれた。二人が両親なのかと尋ねた事があったけど……返事は忘れてしまった。 アインHO2-1 君たちの孤児院はかつて普通の孤児院だったと、皆が話していた。 君を守るために、お姉ちゃん達がどこかに行ったんだ、って責められたけれど、そんな事自分は知らない。 君の知る院長はネクロマンシー技術を持っていて、こども達を死なせない為に、死なない体に変えてくれた。 目の前にいるのはそんな院長だ。院長は君を、たくさん愛してくれた。褒めてくれた。肩口についているおじさんなんて、知らない。 アインHO2-2　院長敗走 君は、強かった。誰よりも力が強くて、早くて。だから、狩猟は大の得意だった。逃げる獲物を捕まえること。大体の獲物は自分よりも小さくてひ弱だったから、簡単だった。力の加減が難しくて、傷だらけにさせてしまう事もたくさんあったけれど、捕まえれば捕まえるほど褒めてくれた。……それにしても、テェラみたいに何度も逃げ出すのは、本当にバカだなあと思う。 何にせよ、君は、逃げる獲物を追いかけずにはいられない。追いかけて、その鋭い爪で切り裂くのだ。そうすればきっと、褒めてもらえる！ （以降、アインは逃げ出そうとする者を見つければ敵味方問わず追いかけて、爪や牙を振るわなければならなくなる。この衝動に逆らう度に狂気判定-1を行う。）

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