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かつて「柊」という富豪のところで執事（兼ボディガード）をしていた。 しかし彼一人を残して使用人や来客も含めて一家が皆殺しにされるという惨劇が起き、幸せな日々は唐突に幕を閉じた。 その後彼はＵＧＮと出会い、新たな抱負を胸に戦いの日々へと身を投じエージェントと相成った。 基本的に穏やかな佇まいで、オフの時は武上支部の使用人として支部長の世話や掃除等々に励んでいる。 が、ある特定のものが嫌いで、それを目にすると隠したくても隠せないくらい形で嫌悪感を露わにしてしまう。 戦闘になると髪と目の色が変わる。 ◆生い立ち 生まれてすぐロッカーに捨てられ海外に売り飛ばされてマフィアに買われる。 そして冷酷な暗殺者「モルテ」として育てられる。 ある日、日本での仕事でターゲットに返り討ちに遭い瀕死の重傷を負う。 ボスに連絡しても繋がらず、捨てられたと気付くのにそう時間はかからなかった。 そうして視界もぼやけ始め、自らの死を悟ったところを一人の少女と両親に拾われる。 目を覚ましてからしばらくはマフィアのボスが後始末のために仕向けた刺客だと思い、いつ襲われても良いよう常に警戒し敵意を剝き出しにしていた。 しかし動けるようになり、あまりにも敵意を感じない彼はもう少し様子を見ようと、執事兼ボディーガードとして雇われないかという一家の提案に乗る。 そうして一緒に過ごしていく中で、一家が注いでくれたのは本物の愛と優しさという感情だったという事を徐々に知っていく。 執事として誠心誠意仕え続けて数年後、茉莉香が大学を卒業し、本格的に跡取りとしての業務に携わる祝いのパーティが催された。 しかし雪人はサプライズプレゼントに用意した特注ブローチを受け取るために屋敷を出ている間に悲劇は起きた。 （ブローチにしたのは執事に任命した際に茉莉香から同じようにブローチをもらったため） ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 以下、RHOのネタバレを含むためGMのみ閲覧可 ◆武上支部での柊 表面上は人当たりの良い好青年を演じていて、甲斐甲斐しく世話も焼いているが、 実際はもう大切なものを作りたくないので、誰に対しても一定の距離を置いて接している。 （例えば飲み会とかがあっても当たり障りのない言い訳で毎回断ったりプライベートについてはほとんど雑談しなかったり） 支部長への信頼はあくまでビジネスライク的な信頼で、仕事外ならこちらから必要以上に踏み入れようとはしない。 ◆お嬢様（柊 茉莉香） 享年22歳。金髪のクラウンハーフアップに緑の瞳の女性。 あと白いドレスを身にまとっている。コッテコテのお嬢様。 年齢よりも少し幼い印象を受ける。 穏やかな話し方で使用人への気遣いも絶やさない心優しい人。 しかしダメな事はダメとキッパリ言える強さも併せ持つ。 花が好きで特に自分の名前である茉莉花が好き。 嫌いなものは暴力。「話し合えばきっと分かってくれます」というのは彼女の口癖。 雪人に名前を与えたのは彼女。 貴方の人生に希望がありますようにと「待雪草」から付けてくれた。 ◆事件について（RHOの情報＋aって感じです。細かく描写していいのか分からない部分はぼかしてます） 犯人はインディゴ。 蒼い目によって柊邸にいた人間すべてを苦しませながら殺害した。 どの遺体も苦悶の表情を浮かべていて凄惨な事件であった事は容易に想像できる。 雪人がワーディングを感知し戻ってきた時には茉莉香だけしか生存者はおらず、幸せな日々を過ごしてきた柊邸はそこかしこに苦悶の表情で息絶えた人々（それも雇ってくれた茉莉香の両親やお世話になった使用人達、よくしてくれた親戚の方々の）が転がっているまさに地獄のような光景だった。 何とかしたくとも結局何も出来ず、茉莉香が事切れるまで血の涙を流しながら眺めていることしか出来なかった。 駆け付けたUGNによって保護され、UGNで働くことになる。 ジャーム、特にレネゲイドビーイングに対して強い憎悪を抱いている。

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