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・出自 とあるカルティストの施設にて保護された生存者のうちの一人。 神話生物の因子を組み込んだ人間を対神話兵器として生み出す研究が行われており、実験個体であると思われる。この組織では実験のために神話生物の招来が度々試みられており、諸々が発覚してすぐに危険因子としてアルカナによる取り締まりが入った。 踏み込み調査の折に魔術由来の大きな事故が起き、研究員の大半は死亡し資料なども焼失しているため施設で行われていた研究の詳細は不明。事故の原因となった魔術の発生源付近にいた子供二名が保護され、同調査に参加していた隊員が二人まとめて養子として引き取ったため姓をクラークとした。 ・名前：フィー・クラーク 一緒に保護された子供アルファ（後に魔術師のアルカナを継承、幾年かの後にテオドールへ代替わりする）がそう呼んだためそのまま名前になった。本人の認識していた呼称は「個体A-0021」 サインする際にはφと書く ・体 もう片方の子供が優れた魔術の素養を持っていたのに対し、フィーの方はなにもないという言葉が似合うくらいになにもない。精神や知能はそれなりに優れている方だが、簡単な魔術でも何かしらの補助道具を使用しなければ扱う事が出来ない。 この個体差はもう一人が対神話兵器として作られた優良個体であり、フィーは何があっても反抗ができないようにわざと能力に制限をかけて作られた個体の一人だったために生じているらしい。主に生物兵器の繁殖に利用するため造られた個体であり、研究過程で偶発的に生まれた両性個体の特徴が継承されている。 魔力自体は有しているため、優良個体の魔術行使時の魔力タンクとしても利用される予定だった様子。 当人曰く、元は色も含めてアルファと鏡写しの外見をしていたが、魔術事故の折に何故か色が抜けたらしい。本人も今一何が起きたのか覚えておらず、他に異常も特にないので然程気にしていない。 ・性格 真面目で勤勉、若干うっかりしているところがある。朗らかでよく笑う。楽観的。人好きでややお人良し。 誰にでも親し気に接するが、そういった性格が元来のものなのか作られたものなのかは当人も理解していない。 たまに立ち止まって虚空をじっと見ていることがある。 ・持ち物 片側（先代魔術師）の遺品としてピアスを片方と魔導書を一冊所持している。他の魔術に関わりそうな物品は全て次代の魔術師（テオドール）へ譲渡した。 遺品のピアスが補助具の役割を果たしており、一般的な隊員が可能なレベルの魔術は支障なく行使可能になっている。

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