タグ： わちゃ卓

体を売って今日という日を食い繋いでいる娼年。 退屈な片田舎に住む何処にでも居る普通のマセガキ……と思いきや、小学生の頃から父親に性的な嫌がらせを受けていた可哀想な子。 喧嘩の絶えない両親による慢性的な家庭内不和は中学の頃に母親が事態に気付いたことで劇的に悪化。 長い離婚騒動の果てに父親は家を出ていき母親と二人で暮らすようになるが、「私の人生を滅茶苦茶にした忌み子」として早々にネグレクトされる。当然とばかりに高校へは進学させて貰えず、バイトを掛け持ちしながら貯めた資金を握り締め母親とも喧嘩別れする形で地元を飛び出し東京へ。 とはいえ身寄りもなく、アテもなく、実家へ連絡されることを嫌がり身分を証明するものを提示することも出来ず、生きるためにやれることを考えた結果、人並み外れて整っていると自他共に認める顔を、体を、売ることくらいだった。 日が落ちてから駅周辺を転々としながらその日“相手をしてくれそうな人”を物色している。 最初の頃は女性にばかり声をかけていたが割り切った関係を築くのが難しく、煩わしさを感じていた頃に声をかけてきた同性と一線を越えてしまい、以降どちらが相手でも「面倒くさい人じゃなければいいや」「お金持ってるならいいや」の精神で荒んだ生活をずるずると続けている内に成人してしまった。 何度も警察に補導されかかり、その度に手八丁口八丁で逃げ回っているとかいないとか。 相性のいい何人かをとっかえひっかえしながらのらりくらりと終わりの見えないその日暮らしをしている根無し草。 『柊健吾』のセフレの一人。 父＝夏樹／母＝夏美　両親から分け与えられた忌まわしき家の名と「夏」の字を捨て「千尋」と名乗っている。 まだ実家にいた頃両親よりも大層可愛がってくれた近所のお兄さんへ密やかに恋心を抱いており、辛いことがあると無意識に携帯電話に登録されているお兄さんの電話番号を見つめはするものの、自分から電話をかけることはいつも出来ない。 （お兄さんは既に結婚しているが、時々心配して電話をかけてきてくれる。話を聞く限り、とても幸せそうで家庭円満な様子。） お兄さんからは成人した今でも「ちぃ」と呼ばれている。他の人からあだ名で呼ばれることは凄く嫌がる。 成長期に満足に食べられなかったせいか、小柄で少食。

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