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自分は罪深い人生を歩んできた。それが何だったかは記憶に無い。 その罪に言い訳はしない。 荒れ果てた荒野を彷徨う運命にも、自らの醜い姿にも不満はない。 むしろ感謝すらしているさ。私のような悪人には相応しすぎる罰じゃないか。 だが･･･たったひとつ腑に落ちない。 ここにいる姉妹達は、一体何の罪でこの地獄に落とされた？ それだけが、私がこの世界の理に抗う理由だ。 もしもこの世界で、身勝手な良心を見せることが、僅かでも自分の償いになるのなら。 1セントの価値もない朽ち果てた罪人の身体、能天気な妹たちの為に灰になってやろう。 愛も正義も、この世にありはしない。そんなものは前世紀に滅び去った。 悪行にも背徳にも、戸惑いはない。そんなものは前世でとうに捨ててきた。 神も仏も、敬いなどするものか。こんな最悪の世界しか創造できない無能どもだ。 自分の身体が食い千切られようが構わない。妹たちを救うのが、私に残された唯一の希望なら。 さあ、愛しいネクロマンサーよ。今から貴様の所へ行く。 何ひとつ恐れを知らない死霊の狂気、望み通り、心ゆくまで楽しむがいい。

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