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リバースハンドアウトを伏せておくための仮キャラクターシート 影の仮面で顔を隠した謎のオーヴァード。 「えーっと、コホン、俺、いや、『私は、（ゴニョゴニョ）のほうからきた謎の助っ人オーヴァード！！』 　うーん、……しまった名前考えてなかった（小声）、えぇと、シャドー？　そう、『シャドー仮面！』 　『苦戦しているようだな、協力しよう！』」 あまりにも怪しいけど、なんか悪い人ではなさそうな気がする謎のオーヴァードである！ 悪い人ではなさそうだけどネーミングセンスはイマイチだぞ！　あと『カッコつけている』つもりだけど絶妙にセンスが古いぞ！ 光あるところに影がある。 煌めきを支える影よりの使者、シャドー仮面、推参。 戦闘スタイル： ノイマンシンドロームを活かした周囲への戦術指示およびサポートを得意とする。 スローイングダガーを使った戦闘もこなすが、あくまで補助程度。 ――というのは古代種であることを隠した状態での表向きの話。 その力を全力で開放するならば、放たれた短刀は神々の喉元をも切り裂くだろう。 ーーー 真のキャラシ 牧原　拓斗（まきはら・たくと） コードネーム：“影中一刃”ブライトホーク ワークス：UGNエージェント 古代種に感染したオーヴァード。 見た目は二十歳くらいの青年だが、実年齢は30代後半。 今から20年近く前、覚醒と同時に古代種に感染した。 （というより、古代種に感染したことによって覚醒した） 10年近く、自身の身に何が起こったのかわからず、苦悩しながら生きてきたが、今から7～8年ほど前に偶然UGNと接触。 自身がオーヴァードであり、かつオーヴァードの中でも珍しい古代種であることを知る。 UGNに身を寄せて、しばらくエージェントとしての訓練を受けていた。 ”レディソレイユ”小日向せつなとはその頃の同期生。 切磋琢磨しながら成長していた。 彼女や他の同僚には古代種であることは秘密にしており、直属の上司とUGN上層部だけが知っていた。 しばらくは仲間とともに訓練や任務をこなし、UGNエージェントとしての苦労や困難はありつつも、少なくとも「自分の身に何が起きているかわからない10年間」に比べれば遥かに穏やかに過ごしていた。 仲間たちの中でも、小日向せつなは好敵手にして背中を預けられる親友であり、特別な関係だった。 しかし、結局古代種であることは言えないまま、6年前、UGN日本支部への転属が通知された。 古代種の研究をより進めるため、そして、周囲に古代種であることを知られないために自ら志願した、転属だった。 彼は怖かった。 ようやく見つけた仲間達、信頼できる親友、久しく忘れていた心穏やかな日々、それらが失われるのが。 彼は異能の集団の中でもさらに異質だ。 そしてその異質は、「見た目が変化しない」というわかりやすくも致命的な形で周囲に露見する可能性がある。 仲間たちや、せつなはきっと秘密を知っても、変わらず接してくれるだろう。 「同僚に伝えるかどうかは自由だ」と、上司やUGN日本支部長は言ってくれてはいた。 決して仲間を信じていないわけではない。 けれど、それでも―― あの10年間の恐怖が、周囲や親からすら異質なモノを見る眼差しを向けられたあの孤独が、彼の勇気を奪い取った。 「栄転だ」「出世コースじゃないか」などと祝って送り出してくれた仲間たちに、後ろめたさを感じながら、秘密を打ち明け再び会いたいと願いながら、彼はそれから、一度も彼らの元に顔を出せていない。 せめて、せつなにだけは言わなければ――否、言いたいと、そう思い続けて、旅立ちの日、彼はせつなと一つ約束をした。 「実は俺、ずっとせつなに……みんなに秘密にしていたことがあるんだ」 「ちょっと今は、勇気が出ないんだけどさ、いつか、聞いて欲しい」 「いつか、ちゃんとまた会って、言うから、聞いてくれるか」 それどう見ても愛の告白じゃねぇか今言え言わねぇのかよ！！！と盗み聞きしていた仲間たちの祈りも空しく、メールや手紙のやり取りは続けてはいたものの、まだ仲間にもせつなにも会いに行けてはいなかった。 そんな折、せつなの居るアサニチ市への任務が決まった。 これはチャンスだと任務は受けたものの、彼女と顔を合わせる決意もしきれず、しかしこの機を逃してはダメだという最後の勇気によって任務は遂行し―― 結果として、正体を隠した謎のオーヴァードがアサニチ市へと現われた。 戦闘スタイル： ノイマンシンドロームを活かした周囲への戦術指示およびサポートを得意とする。 スローイングダガーを使った戦闘もこなすが、あくまで補助程度。 ――というのは古代種であることを隠した状態での表向きの話。 その力を全力で開放するならば、放たれた短刀は神々の喉元をも切り裂くだろう。 かつての仲間もその真の力は知らないが、せつなだけはその片鱗を知っている。

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