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その身は獅子の内に在り、その心の内に獅子を宿す。 獅子内家は代々、獅子神様を祀る神職の一族であった。 獅子内銀次は幼い頃、兄の金壱と共に神社の開かずの祠を開いてしまい能力に目覚めた。兄は獅子を宿す力を、弟は獅子を纏う力を。 UGNチルドレンとしてUGNに所属することになり、二人の獅子は様々な任務をこなしていたが、ある事件を境に金壱は行方不明になってしまう。 その日から銀次の能力はピュアブリードからクロスブリードへ変容する。まるで兄の能力を糧とするかのように...。 能力が強大になったため目を付けられUGN支部長に仕立て上げられるが、UGN職員からは『オーヴァードを喰って、能力を吸収する』と噂され敬遠されている。 事件での記憶は朦朧としているが、自分が兄を喰った訳ではないと直感しており、UGNの情報網や実家の文献から兄を取り戻す方法を探している。 『共喰い』と呼ばれ忌み嫌われる。一つが消え一つが残ったわけではなく、一つになっただけだというのに 寡黙で冷静な性格。しかしながら能力を使い獅子を纏っている時には、人が変わったようにはつらつとする。 兄が自分の住む街を愛し、守ろうとしていたことをあまり理解できていなかったが、兄が行方不明になり茫然自失となっていた際に顔なじみの人たちが変わらぬ温かさを向けてくれたことで、銀次にも兄の心情を少しだけ実感できた。 よく神社の境内をほうきで掃いている。神社の装束は自分には似合わず好んでいないため、普段はいつもスーツを着ている。知り合いはあまり気にしないが、お詣りにきた一般の人は境内とスーツのギャップに奇異な視線を向ける。 能力は触れたものから大型の鋼の獅子を生成し身に纏う というもの。元は装甲程度の力だったが、能力が変容した結果、電気を巡らせて生きている獅子のように動かすことができるようになった。戦場では機動力を生かして立ち回り、電気を帯びた攻撃を叩き込む。 新生【リバース】 　　内なる獣を触れた物質に出力し鋼の獅子を生成し、それを纏う。内から外へ、外から内へ。 超越獣【オーバーロード】 　　鋼の獅子に最大限の電流を流し、機動力と攻撃力を跳ね上げる。電気を纏い一回り大きくなったその姿は、まるで黄金の獅子のように見える。

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