タグ： 黒丸秘匿coc

隠れる、聞き耳、コンピューター、忍び歩き、図書館、個人的な関心のある技能3(回避、キック、マーシャルアーツ) ＊技能変更 コンピューター→目星 恐らくコンピュータを与えられていないと思うので、｢情報を見つけられる技能｣と交換。 全体的に何かで見たり聞いたりしてやってみたいと思ったことを行動できる範囲でやった結果の技能というイメージ。 ＊名前 Lapis →ラテン語で｢石｣。ラピスラズリでは無い。 イメソン:1000年生きている 以下、秘匿。後にメモあり。 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪ HO2 君は「世界」を知らない。 なぜなら、外に出たことがないからだ。 君に許されていた外に干渉する唯一の手段といえば、白だけで作られた無機質な部屋の中、君の絶対に届かないところに取り付けられた丸窓だけだった。そして、天井に大きく空いた天窓。 そこから見えるのは、常に曇り空だった。 昨日は雨。今日も雨。明後日も明明後日も、きっと雨。君は雨以外を見た事がない。 でも、晴れた空があると絵本で読んだ。 お日様が燦々と草花を照らし、木々の上をリスが追いかけっこをして小鳥は歌の練習をする。夜になれば満月と星が道案内をしてくれて、フクロウが眠らないで森の番をしてくれる。 世界は美しいと、絵本は教えてくれた。 きっとここから、雨から出られたなら、お日様も、お月様やお星様も見ることが出来る。 君は「世界」を夢見ている。 しかし、君は「愛」を知っている。 君にはたくさんの家族がいる。白衣を身にまとった家族一人一人の名前を覚えようとしたことは無いが、君は彼らの愛を一身に受けて育った。 それは例えば注射だったり、何か熱いものを押し付けられたりだとか電気を流されたりだとか、様々だったが、注射がどれほど痛くても、浴槽に沈められて酷く大量に水を飲んでしまっても、君の肌を焦がす炎が怖くて仕方がなくても、それは家族が君へくれる唯一の愛だった。 君はその「愛」に、なんの疑問も抱かなかった。 君の知っている「愛」は、醜くて汚くて、痛くて、苦しいもの。それは君をここに閉じこめるし、世界を見せてもくれない。君は愛に心を開いていない。 君が心を開くのは、絵本の中にある素晴らしく美しい世界だけだ。 ▶補足 ・ずっと監禁まがいのことをされているし、おまけにいろいろされてる。 ・家族は白衣を着ているしたくさんいる。住んでいる家は全体的に白くて無機質で…研究所的なところ。本当の親を知らない。 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪ 自分が知っている愛は、受け取ってもちっとも心が動かない。｢あぁ、またこれなんだね｣って遠くを見つめながら無表情にやり過ごす。 けれど絵本で見た、愛を受け取った人だったり動物は心底嬉しそうな顔をしている。それが普通？ どうやら人からぶつけられる感情や、与えられる痛みは全て愛と言っていいのだろう。 "それ"は喜んで良いものなのだろう。 笑うのが当たり前なんだろう。 PCから笑顔を向けられて ｢無関心な人｣ ｢無理に笑わなくていいよって言う人｣ ｢笑えるようになったんだねって言う人｣ ｢気持ち悪くて萎える人｣ ｢気持ち悪さに腹が立って逆上する人｣ ｢痛々しい笑顔に被虐心をくすぐられる人｣ 色んな人がいるのだろうけれど、どの人からも｢愛されている｣と思って疑わない。 愛を知りたいって言われることがあったら、今まで自分が受けてきたことをしてあげると思う。ひとまずで手をあげる。

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