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　 「ただただ、何かを救いたかった。そんな夢を見ていたんだ」 ヒーローや特撮、主人公が好きな、新人航空自衛隊員。 今でこそ格段に落ち着きを見せているが昔は夢見がちな明るい高校生だった。誰かを救いたい、極度のお人好しであった。 それは光希に対しても同様であり、大人しい彼に何かと絡んだり、何かあれば積極的に身を呈して守っていた。 決して考えなしに救おうとしていたわけではない。彼なりの確固とした信念があって少し現実が見えていなかっただけで。 ただただ、人殺しの親や祖先のようになりたくなかったのだ。自分は彼女とは違う、誰かを救える人間なのだと証明したかった。 だが彼が火事で死んでからは己を見つめ直し、考え直すようになった。己のどうしようもない邪悪さにも向き合うようになった。 友人の死をきっかけに人間を学び、世界を知り、生きていく中で彼はどうしようもない現実というものの痛みを知った。 それでも自分のお人好しなところは大人になって現実を知っても死んだわけではない。今でも何かを救いたいし、助けたい。 ただ、今は夢を見て突っ走るのではなく、今の等身大の自分なりに出来ることをしようと思っている。 なんだかんだで彼は今も昔も、「ヒーローが大好きなお人好しの男」である。そして基本的に失敗から学ぶ試行型の男。 じつは学園七不思議のひとつである「後ろからしがみついて殺してやると囁いてくる亡霊」の怪談の正体。 高校3年の頃、学園祭でお化け屋敷の大トリを任された時になんと客を気絶させた伝説の男。 その話にいつからか尾びれがつきまくり、現在ではなんと七不思議の怪談の一員として語り継がれている。 職業参照：2010自衛官（選択技能：回避、聞き耳） 特徴表：暗黒の祖先（邪悪度92、興味P+40）、失敗は発明の母（技能で96以上が出た時直ちに成長ロールを行う） 不定による後遺症「解離性人格障害（衝動的かつ暴力的な人格）」7ヶ月

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