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ねこは100万年生きた自覚がある。 正確には100万回生きて、100万回死んだ。100万回分のねことしての記憶がある。 ある時は王様のねこだった。またある時はサーカスの猫だった。 泥棒の猫だった時があった記憶があるし、クソガキの猫だった時もおばあさんの猫だった時もある。 全ての人生でねこは飼い主なんか大嫌いだったし、死ぬのなんか、平気だった。 だがねこがその多すぎる生涯で唯一心を許した白猫がいる。 ある時ねこは誰の猫でもなかった。 自分の為だけに生き、自分の為に死ぬ、なんて幸せな野良ねこ生活なんだろう！ そんな解放感を満喫しているねこの近くに、きれいな白猫がやってきた。 彼女は自分をアリスと名乗り、好き勝手をするねこに気まぐれにチェシャと名前を付けた。 ねこは自分が大好きだったが、100万回生きて初めて、自分に構ってこないアリスの事も大好きになった。 アリスは不思議な力を持っていた。隣にいたチェシャもいつの間にか感染して、不思議な力を手に入れた。 「チェシャは100万回生きたから、きっとその伝説の形ね」 「んーよくわかんない」 「そう。じゃあ宿題にするわね」 何を言っているのかいまいちよくわからなかったので、次合う日までの宿題にした。 だが答え合わせの日は来なかった。ずっとずっと来なかった。 いなくなったアリスを想い、チェシャは100万回生きた中で…初めて泣いた。 それ以来、ねこはまだ死んでいない。 だが、本能的に次死んだときは、アリスのように…生き返ることはないだろうと気付いている。 『そう。じゃあ宿題にするわね』 そういえば、宿題があるんだっけ。 ぼくの伝説の形って何だろう。レネゲイド…何とかって言ったっけ。 どうせ最後の人生だ。レネゲイドなんとかについて沢山調べてやろうじゃないか。そして… …次に死んだときは、アリスと答え合わせをしよう。 ------- 100万回生きているので人間の言葉ぐらい喋れるよ。よゆ😼☝️ だいたいなんでも食べるが、好物はマグロ ------- ＰＣ⑤ ロイス：春日恭二 推奨感情　Ｐ：感服/N：厭気 ワークス/カヴァー：RB/任意 推奨キャラクター：RBに興味のある者 レネゲイドビーイングに関しての情報を常日頃から収集しているあなたは、 なじみの情報屋から春日恭二がS市でとあるレネゲイドビーイングを奪取しようとしているという情報を入手する。 情報代がツケにされていることは気になるが現地に向かうしかないだろう。

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