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「冬の瀬に 打ち合う音は 重なるも 立つ影法師は ひとつなりけり」 江戸の平屋に住む無名の刀工。 この2〜3年に江戸に移ってきており、仕事の合間に暇を見付けては仲間と茶を嗜むなどの平穏な暮らしをしている。 落ち着きのある男であり、静かだが存在感のある人物。 刀工としての技巧は確かであるものの、その職で身を勃てられたのも最近である。 「麻羅冬間 鎮切」とは自らが自身をそうあるべしと名付けた名であるらしく、本名ではない。 とある旗本の家に生まれたものの兄弟も多く、郷士の家に養子に出されたことがある、というところまでは酒の具合によっては語ることもあるが、それ以上は決して語ったことがない。 生まれは美濃。 9人兄弟の9男棒。 実は幼い頃から気性が激しく、父母兄弟を含め周囲からは「鬼の子」と呼ばれ恐れられた。 寺に預けられるもひどく暴れる為に手が付けられないと家に送り返され、遠縁で後継のいない伯耆の徒士の家に養子に出された。 しかし養子に出された先の家においても家人の誰もが彼の凶暴さに手を焼くこととなる。 数年後、遂に見切りをつけた家人全員によって薬で眠らされた鎮切は、誰も足を踏み挿れることのないような山深い土地に打ち捨てられた。 目が覚め、数日を掛け必死の思いで人里に近付いた折に人攫いに遭う。 その際に相手の持っていた刀を奪い殺害。 刀を振るい、相手を血の池に沈めた瞬間、生まれて初めて自身の中にある猛りが晴れたような心地を味わった。 その後、凡そ18の頃になるまでは各地を転々としながら人を斬る辻斬りとなる。 刀を振るうことに関する欲求はやがてそのかたちを変え、次第に強者同士の一騎討ちを好む剣客気取りへとその身を移すも、ある人物に「人として生きねばならない」と諭されたことをきっかけに、不戦不殺にして自身の中に巣食う猛りを鎮める術を体得するべく修練し今に至る。 尚、修練の結果として冷静さを人間らしさを手にした結果、何故か"不能"となってしまった。 現在はかつて自身の中にあった炎を鍛冶の赤火の中に見ながら、静かに鉄を打っている。 特徴表 ［平凡なちんちん］ 平凡なちんちんの為、他人の印象に残りにくい。 ＜変装＞に+20。加えて1度しかまみえたことのない相手ならば、相手が＜アイデア＞ロールに失敗すれば「よくあるちんちんです」と言い訳するだけで別チンとして誤魔化せる。 ［急速な回復力］ 新チン代謝能力に優れている。耐久力の回復に+1。 シナリオ「辻斬り！おちんちん侍 大江戸珍事件」クリア。

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