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アルサラーン・サライスタニ　23歳　男性 日本のある私立大学生。専攻は中央アジア考古学。現在は故郷「サライスタン王国」（「サライスタン」はペルシャ語で「旅籠の土地」）を離れ、一人暮らし。 母方の曽祖父は米国の僧侶 ミリンダ氏であり、本人は日々、講義やアルバイトに勤しんでいる。オーストラリアへ旅行目的に旅立つ。 サライスタン王国：ユーラシア大陸の内陸部に位置する遊牧民の小さな王国。国土は急峻な山々に囲まれた、荒涼とした草原からなる。 あまりに険しい地形と厳しい気候条件により古来から様々な勢力が支配を敬遠した土地であり、20世紀初頭に独立を果たした後も、ひっそりと暮らして来た。 20世紀後半、国内にレアアースが大量に埋蔵していることがわかり、現在はこれを元手に近代化が進められている。 正体は同国の王子。本名はアルサラーン・イスカンダリ・ハーン。（イスカンダリは王家の始祖に由来。ハーンは称号。）長男にして、王位継承順位最下位。 暗殺や誘拐を避けるために偽名を名乗っており、無論、その他探索者は彼が王子であることは知らない。 オーストラリアにはレアアースの配分に関するサミットに出席するために旅立った。 ちなみに、来日する前、サライスタン王国軍で戦車兵として従軍した経験がある。 名前の由来はテュルク語で獅子に由来し、ペルシャ語に間々見られる名前「アルサラーン」より。

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