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＜特徴表＞ ７ 眼鏡を掛けている1ｄ6→　3 ４ 大切なもの　1ｄ6→　6　懐中時計 「はい。あの男から多額の金銭を騙し取られました。飲食店の経営に乗り出した折の出来事です。保険会社の社員であると騙って 保障の為の手付け金を数十万、さらには金融サービスの紹介を受け、借金としてうん百万。最悪です。妻は心を病んで部屋に閉じこもったままなのです。夢に邁進しようと心を決めたというのに、どうしてそんな踏みにじる真似ができるのでしょうか。」 「あいつと話していると、いつも煙に巻かれるかの様な正体のつかめない不気味さ、まくしたてられてペースを握られるような焦燥感が絶えなかったんです。一言一句須らくでまかせなのであると理解した時にはもう遅かったんです。昨今の情勢から勧められた投資のルートに、私は疑う余地を残されず投資いたしました。結果がこれです。女独り身で、破産手続きを行ってます。」 「喫茶店で話す彼は、いつも神経質そうに古めかしい懐中時計を眺めていました。曰く、‘‘時は絶対不変の真理。心が安らぐ‘‘なんだとか。こっちは借金が返ってくると聞いていたから期待して話をしていたのに、そういえば奴は、こちらを見ながら見向きもしなかったかのように思う。まるで初めから人間なんて信じていないように。借金は膨れ上がりましたよ、まったく。」 「やさしいおじちゃんにみえたんです。えがおであたまをなでてくれて。おかあさんとなかよくなってて、いつもいってるぱちんこやさんというところで、ぜったいかつほうほうをおしえているんだって。いつもおこってるおかあさんも、そのときはすごくたのしそうで。いま、おかあさんはどこにいますか？　おかあさんは、あのおじさんのところにいったんですか？」 「え？あたしですかい？　さぁ、なんのことやらわかりません。移ろい続けるこの浮世、人間なんぞ入れ代わり立ち代わりでございやしょう？　覚えるなんざできねぇできねぇ。　ですんでしりやせんよ。　あたしゃ人なんざ毛頭。　覚える気もないもんで　 ところで知っとりますかい？　近頃の感染病、　手ごろに防げるいい商品があるんですが…………　いやこの話の肝ってのは、 あんさんが使わない事にあるんで。」

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