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お嬢様　HO2 私立舞麗慈和学園の高等部1年生(15歳)。 特に立派な家柄という出自では無く、学園では図書委員と吹奏楽部に所属している。 その容姿の麗しさから周りからの注目を集めやすく、周りが勝手に自分を「お嬢様」に仕立て上げたため、周りを失望させないよう、期待に応えるべく「お嬢様」を演じている。 その実は、なんてことない平凡な家庭の娘である。家族仲はとても良い。特待制度を利用して学校に通っている。 家の執事だと思われているのは、綺咲を溺愛するあまりセコムとなっている兄（武藤 聖）のことだろう。（それはそれで都合がいいので、外では兄のことを「兄だ」と言わないようにしている） なお、お嬢様を演じること自体は嫌いではない。むしろ小さい頃から憧れていた程度には好きである。ただ、嘘を吐くことには（疲れるし、バレたときが面倒なので）抵抗があり、早くお嬢様であることを真実にしたいと思っている。 読書家で努力家。この世で最も怖いものは人だと思っているため、人を知るためその手の本を読み漁った。 電化製品へのアレルギーはなく、一般家庭のため、基本的に自分で電化製品を扱える程度の知識がある。 吹奏楽部に入ったのも、そこでフルートを選んだのも、周りからの期待に応えるためであり、フルートを始めたのは高校入学時からである。 雲野からの話は、正直願ってもないことだった。 異性との交際は初めてであったが、偽りの「お嬢様」を本物にするため、玉の輿を狙うには断る理由などなかった。 なお兄はその話を聞いて以来、より執事らしく動くようになり、綺咲のガードを固めた。気づいたら兄の職業が学園の警備員になっていたとか。

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