タグ： 柴餅キャラシ

捜査第一課の刑事。キャリア。 普段の所属は特別捜査第二係（未解決事件の継続調査）。 妻と高校生の娘がいる。 幼少期から「事件」という物に対し恐れを抱いて生きており、 恐怖に対して向き合う為に心血を注ぎ警察になった。 あらゆる事象をじっくりと観察し、合理的な判断により答えを導き出す能力に長けている。 難事件に対し多角的なアプローチを仕掛け迷宮入りから解決への鍵を掴み取ってきた。 穏やかで気配りができ、一歩引いた立場で周りを見つめているような人物。 本人曰く「自分は優しくなんてない、非道い人間」…らしい。 基本的に私情を切り離して出来事を判断している為、 心理的サポートに絡むことや子供の相手が不得手。渡米経験がある為拳銃の扱いに慣れている。 つい最近娘が強姦被害に遭う。 現在進行形で犯人は捕まっておらず、親族であるため特別捜査の蚊帳にも入れない状態である。 そんな娘を「父親」として労るのではなく、 「警察」として適切に医療機関で処置を受けさせ、カウンセリングによって心のケアを促し、匿うために以前渡米した際の知り合いに娘を預けている。 転んだ子供の膝に菌が広がらないよう適切な処置ができるが、 「いたいのとんでけ」一つすら言えない、思いつきもしない。 優秀な仕事人かつ親としてふたつみっつ程足りない、それが天霧 煙浪という男である。 冷静沈着なのは共感能力の低さの裏返しであり、 常に落ち着いて物事を分析できるのは感受性の鈍重さの表れ。 でもその情報を理解したとて改善しようにも実感がうまく繋がらない。 欠陥を幼少期から自覚した結果、「一番感情が機敏に動く」対象と常に隣り合わせでありながら、自分の短所を長所に利用できる警察を目指した。 情や優しさに疎い分、日々善行に務める事で己の人間的価値を見出している。 そして、今回の事件も見過ごすことができない。 警察としてでも父親としてでもなく、『人間』として。

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