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小櫻 胡桃 (こざくら くるみ) #f09199 大人しく口下手な女の子。 病気のせいで同級生も親すらも気味悪がられ、元々臆病な性格でまともに人と会話してこなかった為人と話すときは恥ずかしくなり、顔が真っ赤になる。 常にネガティブな結果を想像してしまい、自ら行動することがあまりない。 裕福な家庭。元々両親は男の子を欲していたがその願いは叶わず、胡桃が誕生する。 この際女でもいいと開き直った両親は胡桃に勉強、礼儀、言葉遣い、習い事など様々なことを強制的に学ばせていった。胡桃は両親の期待に応えようとはするが、思い通りには行かなかった。 更に素直に分からない事を聞くと「こんなことも出来ないのか」と。 あるコンクールでいい賞を取れば「もっと上を狙えただろう」と言われ続けストレスに耐えられずその結果、成績も上がらなければ他人と会話することもままならないネガティブ思考の子が出来上がってしまった。 中学受験にも不合格になり公立に入学。 遂に失望され、両親から声をかけることはほぼ無くなった。 花が咲き始めたのは幼い頃から。初めは焦り、両親に相談しようとするがこれ以上両親から失望され、呆れられるのが嫌だった胡桃は自分で調べ、解決しようとする。だが治す方法は分からないままだった。 花は運よく服で隠せたため、しばらくは服の裏に押し込んで日々を過ごしていた。 もちろんこの性格なので学校にも友達という存在はいなく、花のことは気づかれることはなかった。 芽生えてきた花が自然に抜けることはあれど自分で抜くのは怖く自ら抜いたことはなかった為、遂には隠せなくなる程まで花が成長してしまい両親に見つかってしまう。 「気味が悪い」 両親からのその言葉がいつまでも頭に響いている。 だが一度だけ言われた「綺麗」という言葉のおかげで他人からひどい言葉を言われようと、両親から見放されようとなんとか耐えることができていた。 ーーーー 隠す・隠れる→花を隠す、見つけられないようにする為。 芸術:ピアノ→両親に強制的に習わされていたもの。無理矢理やらされてはいたがこれだけは苦ではなかった。 心理学→よく両親の顔色を伺うので。

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