タグ： 八重樫 千草 エグザイル 潜む凶獣 ブラックシープ

都内某所の高校に通う高校生。 比較的裕福な家の生まれであり、 仕事にかまけて滅多に家に帰らない両親の影響で 幼い頃から自炊をすることが多かった為に学内では料理部に所属している。 やや引っ込み思案な性格ではあるものの、部活内で友人も増え、またクラスメイトの少年『頼永静真』に淡い恋心を抱き、「彼に美味しいと料理を食べて貰いたい」と部活動に一層精を出すなどそれなりに平穏無事な学生生活を送ってきたが、二年に上がって暫く後のある日に学校から自宅に帰る途中にFHの息のかかったジャームに通り魔的に襲われ、瀕死の重傷を負ったことでオーヴァードに覚醒。 覚醒時のショックでパニック状態に陥り、ジャームは撃退したものの勢い余って能力を暴走させていた 所を、FHを追っていた『藤崎 玄一』に保護される。 その後はオーヴァードとなりUGNと接点を持ったことで『日常に隠された世界の裏側』を知ったことや自身がオーヴァードという『化け物』になってしまったことから『相容れないモノ』として部活や初恋の人といった日常の象徴からは精神的な距離を置くようになった。 現在はUGN傘下のイレギュラーとして学生生活を送りつつ指令があった時のみUGNの下で活動するという日々を送っている。 両親は年に数週間程度しか家におらず、さらに千草自身が親の指示で高校入学を期に学校に近いマンションを借りて独り暮らしをしているため、今のところオーヴァードがらみの諸々を知られる心配は無いとのこと。 オーヴァードとなって以来、表の日常に強い隔意を抱いてはいるものの、一方で自分が『化け物』となってからも変わらない穏やかな日常に強く執着しており、正式なUGNのエージェントではなくイレギュラーとして活動しているのもその『日常への回帰願望』の為。 反面で自分を非日常の側に引きずり込んだFHやジャーム、レネゲイドの力を濫用する者に対しては極めて強い敵愾心や憎悪を抱いており、それらに対しては物言いも辛辣で戦闘時も一切容赦がない。 UGN関係者に対しては自分が救われたことや、 『日常を守るために戦う』といった組織上のスタンスからやや協力的ではあるが、現状あくまでも『非日常の側にあるもの』として最終的には一線を引いた立場をとっている。 特に想い人である『頼永 静真』の事となるとそれが殊更に顕著で、自分を『化け物』と卑下して関係を諦めている一方で、『日常の枠を超えて』彼に危害を加えるものに対しては倫理や常識を無視してでも排除しようとする。 結果として日常を守るために力を使い、ますます『化け物』である自分を自覚するが、そんな自分に対して事情を知らない想い人を始めとした学校内の生徒が千草に温かく接するため、余計に日常に執着してしまうというループに陥っている。 戦闘においては腕を異形化させ、骨と血管で作り出した複数の鋭利な触腕を形成。それを敵に突き刺す、ないし、自身の血を込めた骨の弾丸を掌や指先から撃ち出すといったエグザイル異形化の能力を活かした遠隔攻撃を主体としており、相手に攻撃を撃ち込んだ後、その血を自らに取り込むことで自分の傷を回復することもできる。 また、千草のレネゲイドは『対抗種』と呼ばれるオーヴァードやジャームに対して特効を持つ特殊な性質が有るため攻撃性が高く、本人の二面性の強さも絡めて〈潜む凶獣-ブラックシープ-〉というコードネームを与えられている。

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